更新日時:2016-06-12 10:29:17
投稿日時:2015-05-02 16:11:08
据え膳、食わぬは
著者の作品紹介
その夜、ママのマンションに行った。ママに迫り、上半身を裸にした。目を凝らすと、ママの乳房にトカゲの入れ墨があった。見た瞬間、いっぺんに冷めてしまった。
「ママ、悪いけど、俺も男の恥だ。帰るよ」
「残念ね」
「今度、ママの身の上話が聞きたいな」
「高いわよ」
「そうだろうね」と言って笑いながらママの部屋を出た。
「ママ、悪いけど、俺も男の恥だ。帰るよ」
「残念ね」
「今度、ママの身の上話が聞きたいな」
「高いわよ」
「そうだろうね」と言って笑いながらママの部屋を出た。
感想コメント (1)
どこか切なさを感じさせられる二人ですが、会話の弾みは人生を楽しんで満喫しているようにも思えて、この先何があったとしてもこの二人なら乗り越えてゆけるような安心感を感じました。 | ワタリドリ | 2015-05-02 23:54:41