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てっしゅう
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SF小説「AKARI」 最終回

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そのことをAKARIに伝えることは現代の男性としての品性を貶めることになるだろう。
自分を好きになってくれているその思いにこたえて許すしかないのだろうか。
身体は妻、心はAKARI、その両立こそがいま自分に求められているのだ。

「順子、そう呼ぶぞ。君はもうAKARIではない。それでいいんだな?」

「山口さん、それでいいです」

AKARIはそのあとに山口に求められるように体を重ねた。
それはずっと山口にしてほしいと願っていたことだった。加古の身体の時よりも、今は強く、大きく気持ちが高揚し、幸せを感じられた。

自分を心配しているだろう未来のGEORGEにも、もう二度と連絡しないだろうことを伝えて、山口と一生を共にして生きてゆく幸せを選択していた。

「AKARI」 終わり。