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てっしゅう
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SF小説「AKARI」 第八話

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自宅に帰ってAKARIはあることを思いついた。それは可能であればGEORGEに依頼してみようと未来からの連絡を待つ日々を過ごしていた。

懸命な修復を進めていたGEORGEはタイムトラベルのプログラムが完全に機能するまでに改良し終えていた。もちろんAKARIの未来の身体は元に戻ることなく処分されてしまった。

そのことを伝えるためと、AKARIに自分がいつでも傍に居られるように自らが意識生命体となって2015年の世界へ向かおうとしていた。

「AKARI!GEORGEだ。判るか?」

「ええ、びっくりしたわ。完全に修復出来たのね?」

「そうだよ。しかし、悲しい知らせを言わないといけないんだよ」

「うん?何?」

「壊れた脳の修復が不可能である以上、AKARIの身体は保存する意味がないと判断されて、処分されることになった」

「そう・・・仕方ないわね」

「悲しくないのか?」

「悲しわよ、もちろん。でも戻れないなら私の身体が保存されている意味はないわ」

「それはそうだけど。AKARIはこの時代でうまくやってゆけるのか?」

「何とかね。たくさんのことを学ばないといけないけどこれから」

「おれはいつでもここに来れるから、必要になったら呼んでくれ。キミの意識生命体は24時間ずっと管理している。新しくタイムトラベルのプログラムを改善して稼働していなくてもAKARIを認識できるようにしたよ」