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私の読む「源氏物語」ー66-竹河-2

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 と言って玉鬘は涙を流す。彼女の息子は右兵衛の督・右大弁で、二人とも右兵衛督の相当は四位。右大弁も四位で参議(宰相)にも任官しないのを悔しいと思っていた。三男の藤侍従は
最近頭中将となっていた。年齢では、官位の昇進の遅れはないけれども、夕霧や紅梅の子息に遅れると、玉鬘は悔しがるのである。蔵人宰相はこの後も何とかかとか、玉鬘の許に大君の事を言いかけるのであった。(竹河終わり)