私の読む「源氏物語」ー57-鈴虫
秋好中宮は満足した境遇であると感じているのであるが、母であるあの六条御息所が地獄で苦労していることを思いながら、仏道修行の思いが進んでいるのであるが、出家は冷泉院がとても許してくれないことであるので、母御息所追善供養による功徳の事を特別に考えて、出家はしないが世の中を無常の世界であるとおもうようになられた。(源氏も秋好中宮も共に急いで六条御息所の追善供養の準備をして、法華御八講などを催したと言うことである)(鈴虫終わり)
作品名:私の読む「源氏物語」ー57-鈴虫 作家名:陽高慈雨