更新日時:2016-05-12 17:24:04
投稿日時:2015-03-14 20:54:43
いつか父を追い越す
作者: 楡井英夫
カテゴリー :現代小説
総ページ数:1ページ [完結]
公開設定:公開
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著者の作品紹介
俊介は父のそばに座り、引退を勧め、そして自分が社長の座につくと宣言した。
「遅かったな。いつそういうか待っていた。俺も老いた。判断力が鈍った。つい感情に身を任せてしまう。そんなことは分かっていた。けれどどうすることもできない」と自嘲気味に笑った後、「後はお前と青木でうまくやれ」
隆は会社を退いて1年後病死した。会社ともに生きた人間のあっけない最期であった。
「遅かったな。いつそういうか待っていた。俺も老いた。判断力が鈍った。つい感情に身を任せてしまう。そんなことは分かっていた。けれどどうすることもできない」と自嘲気味に笑った後、「後はお前と青木でうまくやれ」
隆は会社を退いて1年後病死した。会社ともに生きた人間のあっけない最期であった。