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きんぎょ日和
きんぎょ日和
novelistID. 53646
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犬を飼うきっかけ。~犬と向き合いたい…。~

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小さい段ボールに痩せ細ったマイちゃんが丸くなって入っていた。
私は目を真っ赤にした義叔母に、
『だから病院に連れて行ってって言ったんだよ!!お母さんに頼んで連れて行ってもらえば良かったんだよ!!』
と怒鳴った。
忙しいという方を取ったくせに泣くなんて許せなかった。


まだまだ話はあるけど、そんな家で飼われて来た犬や猫のことを思い出すと腹が立ってきた。
こんな結果のまま終わってたまるかっ!!と思い始めた。
私の家族や親戚が出来なかったことを私まで出来ないままで終わるなんて悔しかった。
それなら私が犬を飼って、思いっ切り楽しんで最期まで面倒を見て、心から悲しんであげたいと思うようになった。
そして私は彼氏に自分の意を伝えた。

彼氏は、
『分かった。じゃあ、このアパートはペット不可だからお金貯めて犬が飼える所に引っ越そうか。その代わりちゃんと最期まで飼うと約束すること。』
と言った。
私は約束をし引っ越しの費用を貯め始めた。