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本当の自分を取り戻す-『神との対話』

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1 格言−17 《抑圧されつづけた羨望は嫉妬になる》

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 羨望を表すことを許されて育った子供は、おとなになったときも羨望に対して健全な態度でいられる。

 抑圧されつづけた羨望は、嫉妬になる。

 人びとは嫉妬のために人殺しをしてきた。

《神との対話3-P46》(一部略)
└−−−−−−−−−−

 小児期に、「羨望」が否定され続けると、マイナス的な感情である「嫉妬」に変質してしまうといっています。

 例えば、「あの人のようになりたい」と羨望を抱いたとしましょう。

 この思いは、自分の向上のためにもっと努力しようと、プラス的に作用します。

 しかしその思いが、親などに、「夢みたいなことをいっててはダメだ」と否定されると、思いは萎縮したり打ち砕かれたりします。

 自分の希望や夢が、抱く度に否定され続けると、自信を失い不安が増長されて、羨望から嫉妬に変わっていくのです。

 この嫉妬心は、マイナスの心的エネルギーとなり、他人はもとより、自分自身の成長にも害となるのです。

 嫉妬心は長い年月をかけて醸成されるものです。その根になる考えを変えるには、「思考-言葉-行為」というプロセスを逆転させることだと、『神との対話』ではいっています。