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でんでろ3
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師走の青い鳥(ロングバージョン)

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<6>


 さて、少々胸は痛むが、今更、返せん。やはりタバコを買おう。
 しかし、鳥の俺が、タスポを持てる訳もないので、当然、店で買うしかない。
 俺は、おっさんが店番している商店街のタバコ屋に行った。
「キャメルをくれ」
「はいよ」
「そう、この、スィートな中に、ちょっぴりほろ苦いアクセントが、って、これ、キャラメルじゃねえか!」
「あんたには、まだ早い」
「なんだよ。俺、人間の歳に直すと20歳越えてるよ」
「あんた、見た目からして青少年でしょ」
「青ってだけじゃん……」
「いやいや、まだ幼児でしょ」
「なんで?」
「青二才」
「おやじギャグより、商売優先しなよ」
「とにかく核燃料」
「なにそれ?」
「売らん」