星の行き先
〈1章〉
1話 終焉そして始まりの道
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神を称えているであろう巨大な空間に二人の男らは、きらびやかな空間にはそぐわない空気を作り出していた。
重々しい空気の中、先に口を開いたのは『グラスマディア王国』と呼ばれる国の王〈ニグルス〉だった。
「偉大なる〈メルニア〉神様、どうか我ら人類にお導きを、、、」
この言葉を目を閉じ静かに聞いていた〈メルニア〉と呼ばれた若い男は、閉ざしていた口を重々しく開いた。
「ここより北、魔物さえも寄り付かない最果ての地にて、永きにわたる封印は破られ、ヤツは復活する。」
「そんな!?封印は少なくとも後100年はとけないはずでは!?」
焦るニグルスに対しメルニアはまるで翔べなくなった鳥を見るような目を向けた。
「封印がとかれる未来は回避は不可能だ、諦めろ。
、、、しかし、今から示す方角の一番端の村にてヤツを倒す可能性を持ったモノがいる。」
そう告げたメルニアは目を静かに閉じ南の方へと指を向けた。
それを見ていた王はメルニアに対して王の威厳もすてて叫んだ。
「メルニア神さま!その者の名は!?」
「名までは分からぬ、知っていたとしても創造神様の御意向に背くことになる。」
メルニアはみなまでは言わなかったがニグルスは理解した。
「ありがとございます、偉大なるメルニア神さま。」
その言葉を聞いたメルニアは目を閉じてしまうような目映い金色の翼を広げ飛び去っていった。
メルニアのいなくなった空間に一人取り残されたニグルスは、少し考えた様に下をむいたが、すぐさま部下の元へとはしっていった。
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時は少し進む。
王国から最南端に位置する、ニグラ村、
そんなニグラ村の外れの森の奥にて、一人の少年と、少年の幼なじみと思われる少女がみすぼらし墓の前に立っていた。
「〈キラ〉は良くここへ来るけど一体何を思って来てるの?」
キラと呼ばれた少年は無言で墓をみつめているままだった。
「ねぇ、聞いてる?せっかく付いてきてあげてるんだから、何か教えてよ?」
キラは口を開いた
「付いてきて欲しいとはたのんでないよ、付いてきたのは〈リル〉じゃないか?」
キラの言葉にリルは頬を赤くしながら反論した。
「そんなことゆうなら一人で帰れば良いじゃない!
キラは弱いから魔物に出会ったら負けちゃうだろうけどね!」
キラは魔物という言葉を放ったリルを睨み付けた。
「あっ、、、、、
ごめんなさい私がいけなかったね、、、」
リルは泣きそうになりながらキラの両親が魔物にキラを庇い負けたことをおもいだした。
しばらくしてから先に口を開いたのはリルだった。
「私ね、勇者なんだってさ、、、
それでね、今日の内には村を出るんだってさ、
、、、私、嫌だよキラと一緒にいたい
我が儘だっていうのは分かってるけど、それでも一緒にいたいよぉ」
リルは泣きじゃくりながら言葉をだした。
動揺を隠しきれていないキラは何かを決めたようにリルに言葉を放った。
「、、、俺強くなる」
「えっ、、、」
「俺強くなるために村を出ることを前々からずっと考えてたんだよ、
でも、リルとか村の皆の顔を見るたびにそれを躊躇う自分がいることに気付いた。
弱い自分を捨てきれずにいた、でも、リルが勇者になるための道を進むんだから俺も行かなきゃな。」
「キラ、、、」
「俺はまだ弱いから、リルとは一緒には行けない、でも、すぐに追い付くよう強くなる!
だから、リルも心配すんなよ!」
キラは目に込み上げてくる涙を押さえながら笑った。
「分かった!
待ってるから!
だから私のことを見つけて!
どこにいようと必ずだよ、、、」
「おう!」
二人の約束の後直ぐにリルに迎えはきた。
村の人々はみな泣いていたが、キラは泣かなかった、なぜなら二人は約束をしたから、、、
その日の深夜村は魔物に襲われた、村人は一人を残しみな死んだ。
いや、正確にはその一人も死んだのだった。
村を襲ったのは神々にヤツと表されいみきらわれる魔物。
最強の魔族にして、至高の血をその体に宿す一人、否、一匹の美しい『吸血鬼』だった。
なぜ、封印の地から限りなく遠いこの地に自分がいるのか彼女自信にも分からない。
しかし、今確実にやっとおかなければいけないことがある、それは食事だった。
彼女は目に入る餌全て絶対王者の力を奮い。
平らげた。
だが、何故か一人だけそんな力にも屈せず向かってくる〈餌〉、否、〈人〉、否、〈少年〉がいた。
彼女はそんな少年を見たとき、ふと名を訪ねたくなった。
「我が名は〈バルフレイア・スカーレット〉ヌシ名は?」
「、、、キラ」
「そうか、、、」
その言葉の後、バルフレイアはキラを殺した。
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世界説明
世界は大きく分けて二つある。
一つは、様々な種族が存在するグノーランと呼ばれる世界。
二目は、本編には出さなかったがメルニアを含む神々の住まう地エデリア。
グラスマディア王国はグノーランの中央に位置している。
この他にも国はたくさんあるが一番大きい王国はグラスマディア王国である。
キラやリアの居た村は王国に行くまで最低でも1年はかかる。
最果ての地は実際には大陸に含まれないため王国からの距離はまだ正確には測れていない。
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人物紹介
〈メルニア〉
美しい金色の羽を持つ若い男の姿をした神。
容姿はとてもととのっていて、美しい。
神には階級が存在し羽の色によって高位かそうでないかが分かる。
そのなかでもメルニアは高位に位置しているため羽が金色となっている。
神の階級の違いによる役割はまた後程。
年齢 532歳
〈ニグルス〉
言うまでもなくグラスマディア王国の王。
眉間にはシワがよっていて年相応の顔付き。
実際には5世が名前の後に付く。
王子や王女もちゃんといるが、
それも後程。
年齢 52歳
〈キラ〉
ニグラ村に住んでいた少年。
両親が魔物に殺された過去をもつ。
彼自信はそんな経験からか魔物を許さない考えを持っていた。
また、身体を鍛え上げいつか必ず王国に行こうと村を出ようとしていたが、吸血鬼の襲撃により命を落とすこになった。
目付きは悪いが容姿はととのっている。
年齢 13歳だった。
〈リア〉
ニグラ村に住んでいた普通の少女だったが、実は勇者の血を引く少女だった。
この世界においての『勇者の血』は両親に関係なく生まれてくるさい天性的に受け継がれるものとして、認識されている。
吸血鬼による襲撃は現時点では知らない。
しかし、想いを寄せるキラの両親のこともあり魔物に対しては複雑な気持ちがある。
容姿は整っていてかわいらしい。
年齢 13歳
〈バルフレイア・スカーレット〉
整った容姿をした美しい吸血鬼。
現時点ではニグラ村を襲った理由しか判明していない。
年齢 ???歳
1話 終焉そして始まりの道
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神を称えているであろう巨大な空間に二人の男らは、きらびやかな空間にはそぐわない空気を作り出していた。
重々しい空気の中、先に口を開いたのは『グラスマディア王国』と呼ばれる国の王〈ニグルス〉だった。
「偉大なる〈メルニア〉神様、どうか我ら人類にお導きを、、、」
この言葉を目を閉じ静かに聞いていた〈メルニア〉と呼ばれた若い男は、閉ざしていた口を重々しく開いた。
「ここより北、魔物さえも寄り付かない最果ての地にて、永きにわたる封印は破られ、ヤツは復活する。」
「そんな!?封印は少なくとも後100年はとけないはずでは!?」
焦るニグルスに対しメルニアはまるで翔べなくなった鳥を見るような目を向けた。
「封印がとかれる未来は回避は不可能だ、諦めろ。
、、、しかし、今から示す方角の一番端の村にてヤツを倒す可能性を持ったモノがいる。」
そう告げたメルニアは目を静かに閉じ南の方へと指を向けた。
それを見ていた王はメルニアに対して王の威厳もすてて叫んだ。
「メルニア神さま!その者の名は!?」
「名までは分からぬ、知っていたとしても創造神様の御意向に背くことになる。」
メルニアはみなまでは言わなかったがニグルスは理解した。
「ありがとございます、偉大なるメルニア神さま。」
その言葉を聞いたメルニアは目を閉じてしまうような目映い金色の翼を広げ飛び去っていった。
メルニアのいなくなった空間に一人取り残されたニグルスは、少し考えた様に下をむいたが、すぐさま部下の元へとはしっていった。
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時は少し進む。
王国から最南端に位置する、ニグラ村、
そんなニグラ村の外れの森の奥にて、一人の少年と、少年の幼なじみと思われる少女がみすぼらし墓の前に立っていた。
「〈キラ〉は良くここへ来るけど一体何を思って来てるの?」
キラと呼ばれた少年は無言で墓をみつめているままだった。
「ねぇ、聞いてる?せっかく付いてきてあげてるんだから、何か教えてよ?」
キラは口を開いた
「付いてきて欲しいとはたのんでないよ、付いてきたのは〈リル〉じゃないか?」
キラの言葉にリルは頬を赤くしながら反論した。
「そんなことゆうなら一人で帰れば良いじゃない!
キラは弱いから魔物に出会ったら負けちゃうだろうけどね!」
キラは魔物という言葉を放ったリルを睨み付けた。
「あっ、、、、、
ごめんなさい私がいけなかったね、、、」
リルは泣きそうになりながらキラの両親が魔物にキラを庇い負けたことをおもいだした。
しばらくしてから先に口を開いたのはリルだった。
「私ね、勇者なんだってさ、、、
それでね、今日の内には村を出るんだってさ、
、、、私、嫌だよキラと一緒にいたい
我が儘だっていうのは分かってるけど、それでも一緒にいたいよぉ」
リルは泣きじゃくりながら言葉をだした。
動揺を隠しきれていないキラは何かを決めたようにリルに言葉を放った。
「、、、俺強くなる」
「えっ、、、」
「俺強くなるために村を出ることを前々からずっと考えてたんだよ、
でも、リルとか村の皆の顔を見るたびにそれを躊躇う自分がいることに気付いた。
弱い自分を捨てきれずにいた、でも、リルが勇者になるための道を進むんだから俺も行かなきゃな。」
「キラ、、、」
「俺はまだ弱いから、リルとは一緒には行けない、でも、すぐに追い付くよう強くなる!
だから、リルも心配すんなよ!」
キラは目に込み上げてくる涙を押さえながら笑った。
「分かった!
待ってるから!
だから私のことを見つけて!
どこにいようと必ずだよ、、、」
「おう!」
二人の約束の後直ぐにリルに迎えはきた。
村の人々はみな泣いていたが、キラは泣かなかった、なぜなら二人は約束をしたから、、、
その日の深夜村は魔物に襲われた、村人は一人を残しみな死んだ。
いや、正確にはその一人も死んだのだった。
村を襲ったのは神々にヤツと表されいみきらわれる魔物。
最強の魔族にして、至高の血をその体に宿す一人、否、一匹の美しい『吸血鬼』だった。
なぜ、封印の地から限りなく遠いこの地に自分がいるのか彼女自信にも分からない。
しかし、今確実にやっとおかなければいけないことがある、それは食事だった。
彼女は目に入る餌全て絶対王者の力を奮い。
平らげた。
だが、何故か一人だけそんな力にも屈せず向かってくる〈餌〉、否、〈人〉、否、〈少年〉がいた。
彼女はそんな少年を見たとき、ふと名を訪ねたくなった。
「我が名は〈バルフレイア・スカーレット〉ヌシ名は?」
「、、、キラ」
「そうか、、、」
その言葉の後、バルフレイアはキラを殺した。
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世界説明
世界は大きく分けて二つある。
一つは、様々な種族が存在するグノーランと呼ばれる世界。
二目は、本編には出さなかったがメルニアを含む神々の住まう地エデリア。
グラスマディア王国はグノーランの中央に位置している。
この他にも国はたくさんあるが一番大きい王国はグラスマディア王国である。
キラやリアの居た村は王国に行くまで最低でも1年はかかる。
最果ての地は実際には大陸に含まれないため王国からの距離はまだ正確には測れていない。
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人物紹介
〈メルニア〉
美しい金色の羽を持つ若い男の姿をした神。
容姿はとてもととのっていて、美しい。
神には階級が存在し羽の色によって高位かそうでないかが分かる。
そのなかでもメルニアは高位に位置しているため羽が金色となっている。
神の階級の違いによる役割はまた後程。
年齢 532歳
〈ニグルス〉
言うまでもなくグラスマディア王国の王。
眉間にはシワがよっていて年相応の顔付き。
実際には5世が名前の後に付く。
王子や王女もちゃんといるが、
それも後程。
年齢 52歳
〈キラ〉
ニグラ村に住んでいた少年。
両親が魔物に殺された過去をもつ。
彼自信はそんな経験からか魔物を許さない考えを持っていた。
また、身体を鍛え上げいつか必ず王国に行こうと村を出ようとしていたが、吸血鬼の襲撃により命を落とすこになった。
目付きは悪いが容姿はととのっている。
年齢 13歳だった。
〈リア〉
ニグラ村に住んでいた普通の少女だったが、実は勇者の血を引く少女だった。
この世界においての『勇者の血』は両親に関係なく生まれてくるさい天性的に受け継がれるものとして、認識されている。
吸血鬼による襲撃は現時点では知らない。
しかし、想いを寄せるキラの両親のこともあり魔物に対しては複雑な気持ちがある。
容姿は整っていてかわいらしい。
年齢 13歳
〈バルフレイア・スカーレット〉
整った容姿をした美しい吸血鬼。
現時点ではニグラ村を襲った理由しか判明していない。
年齢 ???歳