放課後のパティシエール。
●一週間後の教室。
●薫は誰も居ない教室で机にクッキーの入った袋を入れる。ハケる。
●辻は教室に入ってきて机の中に袋が入っているのに気づく。見ると、薫のものだと気づく。ハケ。
●家庭科室。薫がいる。辻が入る。
辻 あ、いた。
薫 よ、よく家庭科室にいるってわかったわね。
辻 なんとなくな。
薫 一週間で少しは上達したと思うわよ。
辻 これ、案乃嬢だろ。ありがとな。
薫 か、勘違いするなよ!? ただのお礼だから。
辻 わかってるって。
薫 あー、お返しはマカロンがいいなぁ。
辻 マカロンっ?
薫 作れる?
辻 作れるわけ無いだろっ!
薫 じゃあ練習が必要ね!
辻 ああ、そうだな。
薫 仕方ない、この案乃嬢薫が教えてあげよう!
辻 はぁっ? できんのかよ!
薫 いいから! 教えてやるっつってんの!
辻 わかったわかった教えてくれ。
薫 薫先生と呼びなさい!
薫 (マカロンもついでに練習したんだから!)
1
作品名:放課後のパティシエール。 作家名:月とコンビニ