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熱中症?

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きっと詩織は私が気づいてないと思ってるんだろうな
しっかり起きていたのにさ
というか水を飲まされて意識は戻ったけれど、口移しに驚いて目を開けられなかった
キスじゃない、水を飲ませてくれただけだ、キスじゃない・・・
そう言い聞かせても恥ずかしくて、佐和子が来るまで目を開けられなかった
いつの間にか握られていた手も、感触が残っていて
詩織が立ち去ってもずっと顔が熱くて・・・今もそれが収まらないのは熱中症のせいだけじゃないはずだ
詩織は知る由もないこんな気持ち
詩織にはじめて抱いた気持ち
「詩織・・・」
戻っても詩織の顔見れるかな
すっかり溶けてぬるくなった、氷だった水を流して、私はそのまま練習へと戻ることにした
作品名:熱中症? 作家名:夏小町