私の読む「枕草子」 25段ー30段
去年使った蝙蝠扇(夏扇)
帽額 もこう〔‐カウ〕
1 御簾(みす)や御帳(みちょう)の懸けぎわを飾るために、上長押(うわなげし)に沿って横に引き回す布帛(ふはく)。水引幕の類。額隠(ひたいかく)し。
2 《1の文様として使用されたところから家紋の異称。もっこう。
蝙蝠扇(かわほりおうぎ)
1 扇の一種。
平安時代に日本で発明されたもので、5本の竹の骨に紙を貼り付けた構造。それまで使用されていた「桧扇(ひおうぎ)」と比べて軽量で扇ぐのに適しており、涼を取るために広く愛されるアイテムとなる。
「紙貼り扇」が変化していき「かわほり扇」となり、中国・朝鮮では吉祥獣とされる「コウモリ」の語感と近いことから「蝙蝠」の字があてられたとされる。
2 忍び道具の一つ。
(ネットから)
作品名:私の読む「枕草子」 25段ー30段 作家名:陽高慈雨