漢字一文字の旅 紫式部市民文化特別賞受賞作品
9―6 【数】
【数】、元の漢字は【數】。
その【數】の左部は、女性が髪を高く巻き上げた形。
右部は崩すという意味があり、その二字が合わさって、髪が崩れ、髪の毛が数えられないほど乱れた状態。それを【數】というらしい。
そして【数】は「数字」となり、一、二、三の漢数字に、また1、2、3のアラビア数字、他にローマ数字……などになる。
さらに【数】は語呂合わせされ、言葉にも変身するのだ。
本エッセイでは、恥ずかしながら本邦初公開。思いっ切り行きましょう。
テーマは――『貴女の彼は、どんなヤツ?』
(11)82 (カッコいいヤツ)?
それとも 8636 (ハンサム)?
秘密は守られてます。お気に入りの【数】を、どうぞ。
007182 折れないヤツ
037182 幼いヤツ
18782 嫌なヤツ
23782 地味なやつ
29182 ニクイヤツ
420782 失礼なヤツ
45182 すこいヤツ
487182 シャーナイヤツ
49982 よく食うヤツ
5561182 心がいいヤツ
5922782 極普通なヤツ
697782 無口なヤツ
8910782 薄情なヤツ
9041782 クレージーなヤツ
992782 窮屈なヤツ
#782 シャープなヤツ
でも、やっぱり 110105 いいオトコ。
【数】、それは尽きず、いつまでも遊ばせてくれるのだ。
それでは、この辺で、
110753(いいおなごさん)と、
8341023(やさしいおにいさん)に、0843(おやすみ)
作品名:漢字一文字の旅 紫式部市民文化特別賞受賞作品 作家名:鮎風 遊