小悪魔メフィとファウスト博士
旅の始まり
俺の中には天使が宿っている。
それは俺が人間界にいた頃の記憶…人間によって刷り込まれた記憶だ。
反面教師と言うわけではないが、今の俺の存在は、それによって形成されたのかもしれない。…つまり…天使無しに、悪魔は存在出来ないということさ。
しかし天使とはなんて憎たらしい存在なのだろう。
ただふわふわ飛んでるだけで良いのだから。
悪魔と違って地獄で地べたを這いずり回る必要もないのだから。
とまぁ前置きはこの辺として…
「さて、今日はどこへ行こう?」
「お前が決めろよ。お前が誘ったのだから」
「それもそうだ。しかし、"お前"と言うのは辞めてもらおうか。
俺にはメフィストフェレスという立派な名前があるのだから。
皆は俺の名を、親しみを込めて"メフィ"と呼んでくれるよ。
…博士のことは、博士でいいのかな?」
「なんでも構わんよ」
「そうかい。じゃあ博士、これからもよろしくな」
「ああ、一刻でも早くお前をこの世から抹殺できる方法を探すことにするよ」
「フッフッフッフッフ…!冗談が上手いなぁ!」
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作品名:小悪魔メフィとファウスト博士 作家名:甘楽