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ろーたす・るとす
ろーたす・るとす
novelistID. 52985
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便利屋BIG-GUN2 ピース学園

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 ばかばらすな。
 そうなんだ、とジュンがつぶやいた。
 いいじゃねーか、弟子なんだし。
「まだこの仕事続ける気?」
 以前同じような質問を違うヤツにされたような。
「まぁな、他に能がない」
 瀬里奈は一瞬、ふんと目を反らした。
「お前はこれからどうするんだ」
 瀬里奈は少し考えてからズイと踏み込んで俺を睨みつけながら言った。
「今は何も出来ないわ、でもいつか学校に帰って法律の勉強するの」
 ほお。
「それで検事か警察官になってあなたを捕まえるわ」
 俺は苦笑してしまった。
「待ってるよ」
 瀬里奈の顔から不意に剣が消え寂しげな表情になった。
「それまで生きてなさいよ」
 瀬里奈の顔がさらに近づいた。
 唇が軽く頬に触れた。
 瀬里奈はクルリと背を向けるとそれ以上サヨナラも言わずに車に乗り込んでいった。
 去っていくアストンマーチンにジュンだけは手を振って見送っていた。
 しばらくすると俺の携帯が震えた。
 瀬里奈からのメールだ。
 もう俺からは送らなくてもいいな。
 おやすみ瀬里奈。

The end