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ヤマト航海日誌

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後はボーンメラメラだ。それをやってやろうと思って〈楽天〉でブログを始め、まずはスズメを呼び寄せるため『ズボボボボ』と書いたわけ。

読めばそれがわかるからちょっとリンクを渡ってみたまえ。そろそろまたスズメのエサを撒く頃合いと思うんだけど、どのくらいで〈じぱんぐ〉みたいなのがひっかかるかな。

ホラ、じぱんぐは、すぐ釣針に食いついたじゃん。だから今度もすぐにスズメは罠にかかると思うんだよね。右翼スズメをたった一羽、今度はごくごく軽ーくはじいてやるだけで、とりあえずは炎上が起きる。でもそれだけじゃつまらないから、まずはこっちにこれを書いているわけだ。別に君達舌切りスズメに『コトアク』を買ってほしいわけじゃない。

そうなんだよね。君らはそこを勘違いしてるだろうけど、君達なんかおれは眼中に入れてない。君達以外の百万人におれの小説買ってもらうのが目的であって、この日誌は後で読むその人達に、これまでおれを知っていたのが全員ストーカーであったこと、本気で盗用を企んでたのにバカで臆病だから何もできなかったことを疑問の余地なく理解してもらうために書いているものなのだ。そこを間違えてはいけません。

と言っても無理だろうが。まだ今なら、min305さんを差し置いて君が〈ウノ〉になることだってできなくないんだけどね。前回に書いた通りに『コトアク』を全話買ってレビューを書きゃいい。そのうえで、「オレこそ〈ウノ〉だ。元祖天才バカボンのパパでキカイダー01なのだ」と言えば「うん」と認める他ない。

その後でならおれの設定を使って何を書くのも自由だから、その彼の方が〈ゼロワン〉となる。『クラップ・ゲーム』を書けたならば、おれさえ超えてティラノサウルス・レックスとなる。いいよ、そのとき、おれは這いずって逃げてやるよ。けれども、君にそれを言うのは無駄だな。何をどうしても、君が自分でアイデアを思いついたことにしたい。ラノベ作家は全員が、


「コトリアソビと書いてタカナシと読むキャラを話に登場させてる人が他にもいるとはまったく知りませんでした。このアイデアは知り合いにその名前の人がいまして、すごいコンプレックス持ってる。暗い……あまりにも暗い。そーゆー言い方ってひどいって思われるかもしれませんが、あンまりにも暗い。だもんですからそれをヒントにボクが自分で考えたもので……」


だとか言ってるわけだろう。うん。だからまあ、君もせいぜい、


「『マイノリティー・リポート』って映画があるけど、スピルバーグとトム・クルーズがあれを撮るとき言ったことは間違いだとボクは思うね。なぜなら……」


だとか、全部自分で思いついたことにして人に言えばいいだろう。それから、


「『ヤマト』のイスカンダル編をボクがリメイクするとしたらこうするな。まず古代を最初は貨物機のパイロットとするんだ。そしてサーシャの船を追うガミラスに遭遇する……」


だとか、全部自分で思いついたことにして人に言えばいいだろう。それだけが、君にできるせいぜいのことさ。もっとも、ボーンメラメラが起こるまでの話だけど。

おれがカラスをひと呑みにするときまでの話だけどね。だからせいぜい、今まで通りおれに向かって、「そんなことするな、するな」と念を送っていればいいでしょ。榊裕のように。それがいつか通じると思いながら歩いてりゃいい。



作品名:ヤマト航海日誌 作家名:島田信之