農薬の話
2-3.胎児・乳児への影響について
私達の脳には「血液脳関門」または「脳血液関門」と呼ばれる機能がある。
血液中を流れる物質はこの関門できびしいチェックを受けて脳が必要とする栄養などの他は入れないようになっている。しかしながら脳機能に影響を与えるのになぜかこの関門を通ってしまう物質がある。アルコールやシンナーや向精神薬などがその代表である。この辺の仕組みはまだよくわかっていないらしい。ともあれ、脳は他の臓器よりはるかに保護されているのだ。
この「血液脳関門」は2才頃完成するといわれている。つまり2才より前はそれ以降に比べて毒物が脳機能を損傷する可能性が高い、ということである。