雨の日は哀しくなるの
梅雨に入り毎日が雨ばかり
裕子は雨が嫌い
雨が降るたびに幼い頃が思い出されるの
ニコヨン殺すに
刃物はいらぬ
雨の三日も降れば良い
とても悲しくなる言葉だったわ
父さんは
雨の日は憂鬱な顔で
「明日は晴れてくれ」
と呟いていたの
雨が降ると学校にも行きたくなくなるの
給食費の催促をされるから
今日は持ってくるって言ってしまったの
毎日毎日働いた分のお金貰ってくるから
父さん明日は大丈夫と言ってくれたの
でも天気予報の嘘つき
今日で4日目の雨だわ
母さんお米が無いって借りに行ったわ
裕子は雨が嫌いなの
幼いころを思い出すから
裕子は雨が降ると哀しくなるの
今では貧しくは無いけれど
餓死等と新聞記事を観ると
裕子は哀しくなるの
派遣社員だの
パートだの
困っている方がいるのだと知ると
思い出すの
ニコヨン殺すに
刃物はいらぬ
雨の三日も降れば良い
裕子は雨が嫌い
雨が降るたびに幼い頃が思い出されるの
ニコヨン殺すに
刃物はいらぬ
雨の三日も降れば良い
とても悲しくなる言葉だったわ
父さんは
雨の日は憂鬱な顔で
「明日は晴れてくれ」
と呟いていたの
雨が降ると学校にも行きたくなくなるの
給食費の催促をされるから
今日は持ってくるって言ってしまったの
毎日毎日働いた分のお金貰ってくるから
父さん明日は大丈夫と言ってくれたの
でも天気予報の嘘つき
今日で4日目の雨だわ
母さんお米が無いって借りに行ったわ
裕子は雨が嫌いなの
幼いころを思い出すから
裕子は雨が降ると哀しくなるの
今では貧しくは無いけれど
餓死等と新聞記事を観ると
裕子は哀しくなるの
派遣社員だの
パートだの
困っている方がいるのだと知ると
思い出すの
ニコヨン殺すに
刃物はいらぬ
雨の三日も降れば良い
作品名:雨の日は哀しくなるの 作家名:吉葉ひろし