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今日も空は青い

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プロローグ 2



 昼休憩の後、昼礼が有るのが定例だ。

 「じゃあ、次、栗本君。」 と、課長が言った。

 「午前中は、各ラインの電気室の案内と説明、受電施設の説明を受けました。」
 「午後からは、まだ、指示を受けていないので、予定は分かりません。」
 
 と私は、答えた。

 「係長、今後の栗本君のスケジュールを、今日・明日中に出しておいて。」
 
 「はい。今作成中ですので、今日中には出せます。」

 「何か、質問は?」 会議進行役の木瀬係長が言った。

 「特に質問が無い様なので、今日の昼礼を終わります。」

 電気班詰所へ戻ると、係長から、
 「今日は、これから、充浦(みつうら)班長から、電気回路の基本を教えてくれるから、
  よく覚えておいて。」
 「あ、それから、多分ねえ、15時ぐらいからRCMが作業終了するから、
  電源開放の仕方をよく教えてもらいや。」 そう、私に言った。

 私は、電気工作場(電気工事など作業前の下準備や、動作テスト・修理を行う所)へ向かった。

 向かう途中、私は、電気回路って難しいのかな?
 電源開放の仕方って、順序とかあるのかな?とか
 色々考えながら向かって行った。

 作業場に着くと、常昼班二人が待っていた。
 
 「よう、一応準備は出来てるから、まあ、煙草でも吸いや。」
 「一服したらやろか。」 と、充浦班長が言った。

 「じゃあ、一服させてもらいます。」

 どんな事をするんだろうな。なんか、色々と机に機材が置いてある。
 押しボタン・ランプ・ブレーカー・マグネットスイッチ・リミットスイッチ・・・
 通常、ラインで見かけるのは、押しボタンとランプで、操作盤に有る物だ。
 ライン内にはリミットスイッチぐらいか・・
 他は、今朝見た、電気室にある物だな・・
 と、部品を探っていた。

 一服吸い終わると、
 「それじゃあ、始めよか。」班長が言った。

 「この部品は見た事有るやろ。」と、押しボタンスイッチを指差しながら、
 「これは、押しボタンスイッチで、PBと言う。」
 「ボタンにはA接点と、B接点が有って、記号ではこんな感じや。」
 と、説明しながら、ホワイトボードへ記号を書き記した。
 
 「意味は、A接点はノーマルオープン、B接点はノーマルクローズで、
作品名:今日も空は青い 作家名:そ ら