今日も空は青い
「ご安全に。JK会議を始めます。」充浦班長が会議の挨拶をする。
「次のJKのテーマを決めますけど、題材ある人おるか?」参加者全員に問いかける。
「栗本、この間なんか言っててやん。あれ言うてみ。」私に促す。
「はい。各ラインの電源開放・投入手順を作ってみてはどうかと思うんですけど・・・皆さん、どうでしょうか?」
「どう、これ?俺はいい案やと思うねんけど・・。」充浦班長が言う。
「そやな。新入社員とか入ってきたら教えなアカンし、手順通りすれば、まず大丈夫となるように作ったらどうや?」田中係長が発言した。
「これで、決定でいいですね。今回のチームリーダーも発案者の栗本で。異議のある人は?」班長が問いかける。
一斉に「異議無し。」
「それじゃ、担当割り当て決めようか。」
「各班の管理担当ラインでどうでしょうか?」私が発言する。
「いいんちゃう。用紙のフォーマットは、チーム長が考えてや。調べておくからさっ。」赤木班長が発言した。
私が、あせった顔をしていると、
「何あせってるねん。手伝うやん、同じ班なんやし。」と、フォローの言葉を掛けてくれた。
その後、期限や、チェック方法など色々と話し合って会議は終了した。
「なあ、栗本、大体の案考えとけよ。考えたら俺に言って。話し詰めて行こうや。」
「はい。とりあえず、どういう感じでチェック用紙作るかですね。」
「まあ、そうやな。」
「今日は、もう時間やし、明日から考えていこう。日誌書いてや。」
「はい。書いときます。」
・・・・・・・・・・
「書いたか〜?書いたら帰ろうか。」赤木班長が私に促す。
「書き終わりました。班長、帰りましょう。」
更衣室へ向かいながら、空を見上げると、
今日も、空は青い。