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今日も空は青い

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投入ミス



リーンリーン 朝から一本の電話が鳴る。
 「はいもしもし、電気係です。」西原が電話に出る。
 「RCMですけど、運転準備が入らないんですけど・・・ちょっと見てもらえます?」
 「了解。行くわ。」

 「班長、RCM準備入らんねんて。」班長へ伝える。
 「確認に行こうか。」

 「準備条件がそろってないんやろうな。OISで準備入っているか確認してみ。」私に伝える。

 私はオペレータ室へ行ってOISを操作して、条件確認画面を映し出す。
 順番に見ていくと、条件成立していないところが赤く点灯している。

 「班長、デフレクターロールの条件が成立していないです。」無線機で、班長へ連絡を入れた。
 「おう。今、電気室へ向かってる。ちょっと待っててて。」
 ・・・・・・・・・
 「NFB一箇所入れ忘れてるわ。」そう私に無線機で伝えながら、
 「今入れた。これでどう?」
 「はい。グリーンに点灯しました。準備ボタン押してみます。」
 
 ボタンを押すと、運転準備のランプが、緑から赤へ変わる。

 「準備入りました。」私は無線機で、班長へ連絡する。
 「ほんじゃあ、引き上げようか。」
 「了解。」
 
 「所で、原因は?」オペレータが、私へ聞く。
 「原因はですね、電源投入ミスで、一箇所投入忘れていました。あの、停止時間は?」私はオペレータへ、伝える。
 「了解。停止時間は無いよ。まだ、段取り中やし。」
 「ありがとう。それじゃあ、引き上げます。」とオペレータへ伝えて詰所へ戻った。

 「電源入れたの誰や?」班長が日誌を見ながら、ぼやいている。
 「前班者やから、茂木・池原班かあ。」
 「前も、入れ忘れあったなあ。厳重注意やな。日誌に書いとけ!」私にそうどやす。

 確かに、電源を入れる数もかなり多いから、忘れる事もあるかもなあ。
 こりゃ、俺も忘れるかも・・・何か方法は無いかな?

 私は、日誌を書きながら、考えていた。

 !!
 
 「班長、ちょっと思ったんやけど、これって、また起こりますよね。そこで、手順を作りませんか?」
 「他のラインでも、恐らくあるでしょ?」

 「おお。それいいね。JKでやろうか?」
 
 JKとは、自主管理活動と言い、QCとかJKと一般的に称されている、改善活動の事だ。

数日後・・・
作品名:今日も空は青い 作家名:そ ら