moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?-
ネオ 「わたしも感謝してるってことよ。ちゃんとついてきてくれるから、これはそのお礼よ、お礼。(健斗と巧に向かって)言っとくけど、これ、わたしの手作りだからね」
健斗 「え、マジっスか!?」
ネオ 「そうよ。ちゃんと食べてよね」
健斗 「(包装したチョコを見て)へ、へぇー」
ネオ 「なによ、その声。まさか、やっぱりいらないとか言うんじゃあ」
健斗 「いや、ちがうっス。ただ、びっくりして」
ネオ 「(不快な感じで)わたしが作るのがおかしいっての?」
健斗 「(正直に)だって、みっちぃ先輩が作るのは分かるんですが、ネオ先輩が作るのは……なんか、天地がひっくり返りそうで……」
ネオ 「(甲高い声で)はあああっ!?」
ネオ、思わず立ちがる(【SE】立ち上がる音)。
ネオ 「わ、わたしのどこが天地をひっくり返すのよ!?」
健斗 「だって、先輩がそんなことをするなんて、だれも思わないっスよ!」
ネオ 「(苛立つように)思わない? 思いなさいよ!」
健斗もたまらず立ち上がる(【SE】立ち上がる音)。
健斗 「(強い口調で)できませんって! 一方的でガサツで、音楽以外のことなんてさらさら興味ないし! そんな想像すんのがおかしいっスよ!」
ネオ 「わたしにも女の子らしいところはあるわよ! 失礼にもほどがあるわよ、このナル男!」
作品名:moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?- 作家名:永山あゆむ