moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?-
■二月十四日 放課後 岩国総合高校 図書館〈シーンNO.8〉
【SE】扉を開ける音。
健斗 「あ、先輩」
巧 「ネオさん」
みちる「ネオ」
ネオ 「ありゃりゃ、また最後かあ」
【SE】扉を閉める音。
ネオ、3人が座っているところに向かう(【SE】歩く音)。
そして床に荷物を置き、みちるの隣に座る(【SE】荷物を置く音→座る音)。
机を挟んでネオとみちるの向かい側には、健斗と巧が座っている。
ネオ 「うちの担任は話が長すぎよ。服装やら態度やら細かい事ばっかり言って」
みちる「厳しいからねえ、あの先生。授業中にしゃべったらすかさず注意されるわ、怒鳴るわで。教室の窓閉めてんのに、外から冷たい空気が入ってるみたいでさ」
ネオ 「そうそう。他の教室に言ったら全然違うし。だから、地獄先生と一部では呼ばれているみたいよ」
みちる「そ、そうなんだ」
健斗 「うわー、絶対に受けたくないっス、その先生の授業」
ネオ 「それを、ホームルームで毎日毎日受けてるわたしの身にもなってよね。アンタたちも4月になると、そうなるかもしれないよ」
健斗 「い、祈るばかりっス。あ、でもそれだったら、夏は涼しくていいんじゃあ」
作品名:moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?- 作家名:永山あゆむ