ゾディアック 12~ 81、82 、83、84、85、86~
永遠が光の中で踊っている
時の狭間に
眠りから覚め微笑む
あなたは一体 誰なのか?
そして私は 何故私であり続けるのか
アイに抱かれ 語る風の歌を
時の揺りかごに 消え往きながら
あなたは何処なのか?
そして私は 何処へ進み続けるのか
同じ光で回りながら 魂は再び語り始める
~ エピローグ ~
夢を見ていた、
13歳の私は 誰かの背中に摑って 雲の上を飛んでいた。
風になって・・
「 サラクエル・・ 人は何処から来たの? 」私は聞いた
「 人は皆、星から生まれて来た。
空に、何億光年も離れた 遠い銀河の輝きを見る時
自分の中に眠る 小さな星を覗いて笑ってるんだ 」
ボクハ キミノヒトミニ タイヨウヲミタ
ソノカガヤキハ イマデモアルヨ
目を閉じると、小さく青い光が瞬いた・・
私の中の 小さな星が笑った。
「 そうか!私達は人間というこのボディに閉じ込められた振動だ!
何時でも何処でも何をしていても 繋がれるんだ 」
記憶の中に思い出した。
この世で起こる全ての出来事は、すべて過去だ 何もなかったと同じ
アイを思い出す道標の遠い記憶だけ
星や月との絆は 人間歴としての自分が始まるよりずっと昔
遥かな時間の果てからあったのだ。
アイシテル・・ アイシテル・・
私はいつも アイをシテイル
星が瞬く
「スーと行くよ」転生の度、彼は私にそう言った
青に立ち典る 至高の不可視を行く
どこまでも続く 深く青い空が広がっていた
作品名:ゾディアック 12~ 81、82 、83、84、85、86~ 作家名:sakura