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森の館

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ポロランは朝食の準備です。

ピロリンは昨日出来上がったばかりのポストを見に玄関のドアを開けました。

後ろから見たり前から見たり近くに寄っては屋根の蓋を開けたり閉じたり

今度は、後ずさりをして遠くから眺めたりしました。

「うん」頷くと館の中に入って行きました。

 朝食はミルクとパンです。

「ねえ ピロリン もう郵便箱は出来上がったのね」

「そうだよ ポロラン」

「じゃあ 今日の予定は?」

「釣りに決まっているだろ」

「ポロランは看板に絵を描くんだろ?」

「そうですよ 文字はどうしますか?ピロリン」

「うーん ピロリンとポランの館でいいんじゃないの?」

「郵便箱には何て書いたの?ピロリン」

「ん?郵便のマークだけだよポロラン」

「えっ? ピロリン・・・」
作品名:森の館 作家名:天田昇