小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ihatov88の徒然日記

INDEX|78ページ/164ページ|

次のページ前のページ
 

87毎年この時期 12/15



 年末ですね。自分の性格は自分が一番知っているのですが、毎年この時期になると言うことが

   「来年こそは……」

なんですよ。簡単に換言すると、

   「今年は頑張らんかったんかい!」

ということですよね――。まあ、その通りですな。頑張ってないわけではありませんが、毎年回顧しても100点満点やった年って、ありませんよね。反論の余地もございません。
 毎年、年始めには恐らく叶わない目標を掲げて一年かけたらできるであろうと楽観的に考えて気がつきゃそこは年度末、ふとした瞬間もう夏休み……みたいな感じです。
 目標に無理あるんか、ワタクシ自身のやる気がないんか、いやいや、その両方ですな。

 と、いつもの脱線はここらにして本題でっす。

 年末になると忙しくなります。師走と言いますが、師でなくても忙しいのは同じです。今年の書類を〆て来年用の書類や簿冊を作らないといかんからですけど、毎日コツコツ用意しとけばこんなことないのに、年末はいつもこうです。夏休みの宿題は7月に済ませたタイプですが、いざ社会に出ると……あははは……(冷笑)

「ところで、来年の目標どうする?」
 ワタクシ以下、総勢4名で執務時間終了後の作戦会議。この時期になると会議をするのです。それも会社とは違う場所で、若いもんがだいたい企画書を持ってきてワタクシが許可をします。
 場所を移したのは他の社員に聞かれてはまずいためで、決してテーブルの上に置かれたジョッキや食べ物のためではない。これは作戦会議である。来年の我々の生活……もとい会社のためチームのため。ま、会社にも聞こえないから思ってること言おうではないか、参加者の諸君。これは会議だ、杯を揚げ給へ。

「来年は無理のない目標を掲げようじゃないですか」
 と提案したら、
「それやったらダレますって……」
主任、アンタは真面目だ。良かったら変わろうか?
「ま、飲み会する時間あったら仕事進められるねんけどね」
「そんなん忘れるから忘年会言うんちゃいまっか」
「ホンマやのう。でも、これは会議だ。それも重要な」
「もうエエやないですか、ほっとっても年明けますし、来年からですよ、来年」
 若手が喋りだすと場は一気にボケ合戦に――。日頃は真面目に不真面目なワタクシの言うことを聞くのでこの場ではよしとしようか、大事な作戦会議の場であるが。

 こうした適当な雰囲気の中で会議は終わる、いや?いつ終わったっけ?あれ?まあ今こうやって書いてるということは終わったのだろう、会議。みんなやる気あるのはわかった、たぶん。

 ――結局毎年同じなんですね。毎回脱線しっぱなしなのは……。

作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔