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138 忖度というコトバ

　今年もおわりが近付いてきました。年の瀬になると今年の世相を表す流行語が話題に上がりますよね。え？ならないって？いやいや、なるんですよ(←力業)

　で、お題に上がった忖度っていうコトバ。はっきりいって知らなんだ。端くれ言語学士号を持つワタクシですが、やっぱり知らなんだ。
　辞書引いて見るとなんでも、

　　　他人の気持ちを推し量ること

だそうです。コトバそのものが謙譲語みたいな単語のようですね。まあ、日本人らしい表現と言えば日本人らしい。

　そんな日本人のココロより、今現在の面白いものをついつい求めてしまうワタクシにしてみれば、てっきり今年の流行語は、

　　　　この、〇ゲーーーー!!!!!!!

と思ってました。やっぱりインパクトでいくとこれを超える衝撃はまずないでしょう。ドストレートです。ピッチャーの球でいえば200キロのストレートです。
　国会議員ですよ、何千何万もの票をもらって職を得た人のセリフですよ。ナンセンスでナンマンダブです。　
　
　まあ、オチは先送りにして、上記のフレーズは上がりませんでしたが、そのあとに続く

　　　ちーがーうーだーろー

がノミネートされましたね。

　結局ワタクシ思うに――。
　「この〇ゲー」は威力スゴいですが、ルール違反やね。
確かに身体的特徴を悪く言うのは当然良いこととは思いません。そう言われることを良く思わない人が少なからずいるわけですから。
　流行語大賞も面白ければではなく、受け手のことつまり

　　　他人の気持ちを推し量ってる

　辺りが『忖度』ってことなんでしょうね……。お後がよろしいようで。