ihatov88の徒然日記
36 運動会で思ったこと 9.30
先日、近所の小学校で運動会がありまして、行ってきたのです。自覚はないのですが我が子も知らん間に大きくなってまして、上の子は今年で最後の運動会になるんです。
しかし、小学生は必死になって走ったり飛んだりするんですよ。自分も30年くらい前に本当にあんなことをしていたのか見るたびに思うのです、暑いし体力消耗するし……。そして最大の問題は運動会でなぜそこまで熱くなれるのでしょう?これ言ってしまえば見も蓋もないのですが敢えて一つ、負けて涙を流す子もいるんですね。と思っている自分はケチな大人になっちまったんだなあ……、と反省する限りでございます。なんにでも一生懸命、ワタクシは大好きですよ。そんな純粋な気持ちを持ち続けて大人になって欲しいものです。そうでない自分が言うのもなんですが。
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運動会を見ていて思ったことがあります。小学生が主役なのは当然の話なんですが、ワタクシ自身が小学生ではありませんので、視線はトラックだけでなく周囲にも目が行ってしまうのです。するとワタクシと同じようにお父さんお母さんが観覧にいらしているのです。そしてみんな首から名札をぶら下げて、これも保安上の問題ですね。以前はそんなことなかったですものね。なにかと子どもの安全が言われてる時代ですから良いことかと個人的には思います。と、呼びもしないのにわざわざ実家からやってきたオカンとそんな話してたのです。そういえば祖父母の観覧が増えたのも現在の運動会の傾向でしょうか、そこで頭に浮かんだのがそれこそ30年前の運動会なのです。
30年くらい前の運動会といえばですよ、自分自身が小学生でしたからついつい現在のそれと比較してしまうんんです。変わってないのは入場行進の曲やらやってる競技の内容。玉入れ、大玉転がし、組体操も相変わらす「いつもとは変わらぬ味でやってます」みたいな感じでやっています。ただ違うのがやってる子どもの人数なんですよ。ワタクシ(昭和49年生)といえば団塊の子で一番希少価値のない世代、クラスもひと学年6~7クラスあったしとにかく大人数なんです。今の運動会小ぢんまりしたなという感じがしてなりません。なので競技もすぐ終わってしまいます。なので観覧席にいる大人の方が多いとさえ思ってしまうんです。
私が子どものころは仕事仕事の風潮で、子どもの運動会に休みを合わせるなんて考えもなかったようで観覧にくる大人も今ほど多くなかったような気がします。今はそれで休暇がとれる会社も増えてるのかなと観覧席を見て思います。
そして最後に、運動会にくる大人といえばですよ。子どもそっちのけで酒盛りやドンちゃん騒ぎしていたことが印象に残っています。下町の育ちでしたのでそれが普通だと思っていた少年時代でありましたが、今ではそんなことする大人見ませんよね。実際に自分の母校でもそんなことは今はしないそうです。仮にそんな現場を目撃しても周囲の人は白い目で見るでしょうし、言っても分からない人のために正門に「飲酒喫煙厳禁」と大きく書いていました。
前作でも似たようなことを書きましたが、世間では「最近の世の中は……、ブツブツ、云々かんぬん」と嘆いている人を多く見かけますが、運動会を見ていたら世の中はちゃんと改善されて良いようにすすんでるんだなと思ったのです。もちろんすべてではありませんし、それにかまけて良くしようとする努力を怠ってはいけないんですけどね。
作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔