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ihatov88の徒然日記

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47 12月ですね、その2 12.10



 街はクリスマスモード。赤と緑で飾られて、街は華やかになります。その先には正月が待っており、子どもたちにとっては一年でもっとも楽しい時期になります。プレゼントもらい、お年玉もらい、そして学校は冬休み。この時期はエエ年になったワタクシも学生に帰りたい!と思います。……いや、そうでなくても帰りたい!。
 といってもどうにもならないので冗談はこの辺で。まあ現役の労働者世代でもこの時期には給与とは別の明細をいただけるのでそれはそれでほっこりします。

 ワタクシの住む神戸では「神戸ルミナリエ」という光の祭典があります。通りをライトアップしてそれを眺めて通り抜けるものです。これは平成7年(1995)にあった地震で犠牲となった尊い命の鎮魂という意味合いがあるそうで、ということは今年でちょうど20回目になります。
 毎年電飾のデザインは違っていて、最近では技術も発展し今年話題になった「青色LED」などを使って様々な色彩を採り入れたものを照らしていますが、テーマがそういったものなので基本的に色調は白が中心だそうです。
 そこから伝播したと勝手に思い込んでるのですが、現在のニッポンのこの時期はどこもかしこも「勝手にルミナリエ」になっています。一般のおうちでも電飾でいっぱい、行くとこ行ったら犬小屋までも……。キレイですね、寒い空気に柔らかい光は何だかほっこりするのは私だけでしょうか?

 クリスマスです。12月25日はイエスの誕生日です、主の降誕が世界中で祝福されています。ちなみに、ウチのムスメは小さい頃サンタクロースのの誕生日と思ってました。ツリー飾ってケーキ切ってクラッカー割って。
「サンタさんお誕生日おめでとう!-―」
 おいおい。なんで誕生日の者が喜んでプレゼント配り歩くねん……。その話を今するとムスメは顔を真っ赤にして怒ります。まあ、とにかくめでたいということでしょう。

 41話でも書きましたが、ワタクシはミッション系の大学を卒業していますので、キリスト教について少しだけ教養が、あります。大学で必修だったので勉強せんかったら卒業させてくれないためにちょっとは勉強しました。
 キリスト教の社会では、クリスマスといえばお祭りというより普段信仰の無い人が今日くらいは……という日のようです。日頃教会に行かない人が教会に行く、家族のもとへ帰る、そんな日です。なのでクリスマス当日24日の夜からは街は静かになります。母校である大学もこの時期には礼拝をやってます。信仰している宗教の如何に関わらず誰でも受け入れています。異教徒だから云々というのはありません。
 とりわけ寒い時期ですから、こういう機会を通して人どうしで争いなんかしないで優しい気持ちになったらいいなと、光を見るたびに思うのです-―。

作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔