ihatov88の徒然日記
57 TOKYO 2.9
何もカッコつけてタイトルをローマ字表記にしたわけではないんです。東京、みなさんご存知ですよね?日本の首都ですよ、東京というよりトーキョー。ワタクシの拙作『悠里17歳』の中で日米のハーフであるサラという子が東京を「トーキョー(TOKYO)」と表現したのですが、ワタクシが思うにもこの花の都大東京をこのように表現するのには意味があると思うのです。
細かい宣伝は無視して本題に入ります。
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海外に滞在したことがあります。時には自ら刺激を求めて日本を飛び出したときもあれば、仕事の都合で紙切れ一枚で聞いたことの無い国に行かされたこともあります。いわゆる先進国、いわゆる発展途上国、行った先はいろいろでした。
共通して言えることなんですが、私は日本人ですから、地球上のどこへいっても日本人という肩書きは変えることができないんです。ま、当然といえば当然なんですけど、換言いたしますと外国では自分が日本人であることを常に意識させられます。特に小さな都市であればあるほど現地の方は日本人と接する機会がありませんので、その人にしてみれば日本人=ワタクシをイメージすることになります。いわばニッポン代表です。なので、自国の歴史や風習をもうちょっと勉強してたらよかったなあと思います。
今まで行ったことのある国で自分が日本人であることを説明すると、コミュニケーションをとるために現地の方々は日本についてしっていることを話し始めるのです。そのときに決まって出る言葉、というか地名が
TOKYO(トーキョー)
なんです。日本人なら誰もがあこがれる大都市は、何も日本人だけのものではなく、世界中の人があこがれているくらい知名度の高い町のようなのです。人口数万人の小さな国の、小さな子供でもその地名を知っているくらいですからそれだけ世界に名だたる大都市なのでしょう。
「東京」の発音は各言語でなまりの違いはありますから、ワタクシの脳内ルビではすべて「TOKYO」なのです。日本から来ただけで東京から来たと聞かれるし、東京=日本なんですね。今度オリンピックも開かれるわけですから個人的には漢字でかくより、ローマ字で書くほうがしっくりくるわけです。これも日本の地方都市にすむ人間の偏見なのでしょうか……。
先日仕事で東京に行ってたのですが、向かう電車の中で思ったことなのです。ローマ字表記の多いこと。いざ現地に到着すると、どこへ行っても見かける外国人。まさに世界都市だ。そして、ワタクシを見かけて外国語で質問してくるのはやめてくれ……。百歩譲って英語なら許そう、でもいろんな言葉で何で質問してくるのだろう?ワタクシって何人に見えるのかしらん……?
作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔