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涼子あるいは……

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「一年ほど前のことだ。涼子の部屋には、もう何度も遊びに行っていた。ある日、汗臭いから風呂に入れ、と言われた。シャワーを浴びていると、涼子が入ってきて、洗ってやる、という。勝手にさせておいた。涼子はしょっちゅう素裸なので、その体は見慣れていたが、風呂場で湯を浴びて輝く姿には興奮を覚えた。もういい頃でしょう、と涼子が言った。これを見てごらん、と私を床に坐らせ、自分は片足をバスタブにかけて、割れ目を見せた。私は一人あるいは太郎といっしょに、姫子のは何度も見たり触ったりしたことはある。両者は相似形のように見えたが、相似の割合が2を超えていた。姫子のはワカシで涼子のはブリだ。出世魚の両端だ。油がのって膨れていた。開けてごらん、といわれて、よくわからなかった。ドアを左右に開くの、といわれ、左右の手でそうしてみた。体液に浸った複雑な内臓壁が押し合いへし合いしていた。ドアのすぐ内はもう腹腔内だった。その時たらりと粘液が割れ目と肛門の境目から落ちてきた。涼子は私を立たせ、自分はしゃがんで、私のペニスをさすり始めた。すでに怒張していたが、涼子はゆっくりと包皮を根元に向かって引っ張っていった。私は先端に痛みを感じた。ゴムに包まれた棒羊羹の端をはさみで切ると、中身がむくむくと湧き出してきてネギ坊主のようになる。私のも一気に反転してそうなった。驚いて手でもとに戻そうとしたが突っかかって戻らない。同時に痛みを忘れるほどの快感が走り、私はぴょんぴょん跳ねながら涼子にしがみついた。涼子はよしよしなどといって私の背中をなでた。精液が大量に発射され、涼子の胸と腹にかかった。なかなかとまらず、不安になったほどだ。やっとペニスがうなだれた。涼子は恥垢を丹念に洗い、包皮を元に戻した。包皮の口は伸びきって女の破瓜と同じでもとに戻らなかった。涼子が、ご感想は? と聞いてきたので、聞きしに勝る快感であった! と答えた。もっとしたいでしょ? と言ったので、ぜひお願いする、と答えた。涼子はもう一度ペニスを剥いた。今度は痛みが半減していた。きつい襟首のボタンをかけたようだった。私は抱えられてベッドまで移動した。涼子はまたがって私のペニスを内包した。ペニスだけでなく全身が温かい寝袋の中に分け入った感じがした。すぐにまた射精した。いちいち取り出さずにそのまま待った。涼子も何かの思い出に耽りながら、あの両眼で私を睨みこん
作品名:涼子あるいは…… 作家名:安西光彦