詩集
生と死と慈愛と自己満足
2014年 4/2【水曜日】
生まれる事、死ぬ事。
それはすごく大切な事。
『生まれ』も『死』も選べないけど・・・・・
いや、選べないから
すごく大事で尊いものなんだ。
私は思う。
愛する者を手に掛けるって事は
最大の愛なんじゃないかって。
たった1つの尊くて、儚くて、大切なもの。
1度きりの、なくてはならないものを
自らの手で奪う。
最期に一緒に居たのは自分。
相手の大事なものも自分が奪い、
最期に相手が目にしたのも、
最期の言葉、表情を知っているのも、
触れていたのも、
全部自分。
どれだけ幸福でどれだけ残酷な事か。
生と死が裏表なら幸福と残酷も裏表。
だけど、幸福以上に、
本当に愛していた者を
自分の手の届かぬ所へ送るというのは
どうだろうか。
もう愛する者の目は開かない。
目が合うことも、
表情を浮かべることも、
相手が声を発することも、
動くことも、
自分の好きだった相手そのものも消えてしまう。
そんなの嫌じゃない?
愛さえ手に入ればいい?
そんなの愛じゃない。
慈愛に溺れて、
相手を思えない愛なんて
恋でもなんでもない。
自 己 満 足 だ 。
~ポエム~
恋の形は人それぞれ。
それは否定しないけど、
愛とか言って
外見繕ってるだけの気持ちが
恋だなんて
認めない。