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滝沢クリスタル
滝沢クリスタル
novelistID. 50151
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せきねとゆかいななかまたち

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せきねとベニー


せきねはきょうもおうちでごろごろ


せっかくのおひさまなのに


せきねはちっともおひさまにあいにこない


でもそんないちにちがせきねはだいすき



どんどんどんっ!!



「せきねくーん、おいしいクッキーもってきたよ」



ドアのそとからこえがきこえます


「このこえはベニーだな、しかもクッキーをもっている」


せきねはいやしいかおをしながらいいました



ぐぅ~~~~~~



せきねのおなかもクッキーをまちわびます


ガチャ!


「ようベニー!」


せきねはドアをあけていいました


「おやおや、せきね様の御登場だ!!」


「ふーん、そうかい、やっぱり君は卑怯だね、卑劣だよ、卑屈でもある」


「死ね死ね死ねぇ!!」


そこには村の若者のほとんどが集結していた。


「ふぅ、その臭い口を閉じろ」


関根は氷のような冷たい眼差しで一帯の者共を睨んだ。


べチャ!ベチャベチャ!!


若者たちは一斉に関根に向かって痰を吐きかけた。


(くそっ、くそっ…)


関根は無言で家へと逃げた、外からは関根をあざ笑う声、そして何者かは家に対して何かを投げつけてる、差し詰め卵か何かだろう。


関根の頬は濡れていた、涙なのか痰なのかわからないくらいにグチャグチャに。


自分の味方はもういない…


そう自分に言い聞かせ、


関根は身を潜めるのであった。