せきねとゆかいななかまたち
せきねとマタンゴ
せきねはきょうもおうちでのんびり。
だいすきなチェリーパイとこうちゃでしあわせいっぱい。
どんどんどんっ!
とつぜんとびらをたたくおと
「だれだろう、せっかくのチェリーパイがまずくなる
どうせマタンゴだろうな」と、せきねはいいました。
すると、とびらのむこうからおおきなこえがきこえます。
「せきねくーん、あそびにきたよ。たいこをたたいてきかせてよ!」
「このこえはやっぱりマタンゴだ。んーめんどくさいや、いるすをつかおう」
どんどんどんっ!
「いないのーせきねくん?」
どんどんどんっ!
「ちぇ、いないみたいだ。またこんどこよう」
マタンゴはかえっていきました。
「ふう。やっとじゃまものがいなくなった。これでゆっくりとチェリーパイがたべられるぞ!!」せきねくんはそういうと、たべかけのチェリーパイをたべ、
そして、熱い紅茶を一気に胃袋へと流し込んだ。
「ふう、」
そうツイートすると、関根は徐に窓の外へと目やった。
「あぁ、しまった」
窓の外には飽きれた顔をしこちらを覗くマタンゴの姿があった。
そうして関根は友達を一人なくしたのであった。
作品名:せきねとゆかいななかまたち 作家名:滝沢クリスタル