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九星気学方位入門

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 でもその姓を名乗っている以上その報いは長男、または長女に出ます。

 親の先祖供養が悪くて子に出るそんな理不尽なと思われると思います。
 もっと歴史的な例があります。
 弘法大師、空海に反旗して子供八人を亡くした衛門三郎。たしかに衛門三郎も苦しみましたが、子供はまったく理不尽な犠牲者です。
 でもこれが自然の裁きなのです。
 親と住まない。でも運命の疲弊はどうにも成りません。
 では、親が先祖供養しないから自分がやろう。これが中々出来ないのです。
 まず。先立つものがありません。
 有っても何らかの障害がありそこに行きません。
 ならばその家系から出よう。これも儘なりません。長女の場合なら結婚と思いますが、何か障壁があって出来ないのです。
 家系を正しく供養しない限り正常には成り立ちません。ここが難しいです。
 長男が若くして廃人同然。次男にこの運命が出る場合もあります。
 この場合も運命は押えられますが、長男よりまだ何とかなるようです。
 子供が犠牲に成ってしまうまで親はやや安泰です。
 子供が全部犠牲になってしまえば次は本人に出ます。
 親と一緒に生活しなければ親と子の運命は上皿天秤の状態です。
 親をいくら説得してもどうにも埒は明きません。
 これまでこの状況で親と和解した例はありません。
 離れれば究極の危険はなくなります。
 離れなければ長男または長女に先に危険が出ます。

 世間の他の人は先祖供養などしないのに淡々と優雅にやっている。そう思うはずです。実際にその通りです。十年一日の如く安泰なのです。
 家系が昔から代々きちんと正しく先祖供養をしている家はご自身の代に成るまで何もしなくても安泰です。
 そういう家系の次男三男も安泰です。
 そうでなくても長男以外は概ね安泰です。

 このような状況で自然の邪魔は良く出ます。
 方位の結果も裏切ります。(成功していても逆転されます)
 でもそれは総てではありません。何回かに一回は成功するのです。
 親と離れれば完全に消えませんが、軽微に成ります。究極の危険からは一応逃れます。 とことん闘うしかありません。
 運命に従えばまずご自身が親の犠牲になり、やがて親も自然の罰を受けます。
 その前に自分を護るしかありません。

 お墓を建てるにも難しい。お金だけでは有りません。
 まずご自宅でやりましょう。
 ○○家先祖代々の霊位とお位牌を立てます。
 祀らなければ成らない先祖だけ個々のお位牌を立てます。
 その費用さえも無ければ紙に書いて半紙に包み御札立てに立てます。
 毎日どの宗派でも御経を繰り返し上げてください。
 蝋燭は小さいものを出来たら一回で使い切ってください。
 お線香、お水、お花、お供えも必要です。
 宗派などまったく関係ありません。
 そして建ててもお墓は質素でよいのです。
 正しい供養が出来ればそれで問題はありません。
 祀らなければ成らないご先祖を外さない。
 祀っては成らないご先祖を祀らない。
 最初に分家となったご先祖から必ず縦の関係で祀ります。
 長男、また長男と繋いでゆきます。
 次男はそこから分家です。
 出戻った女性を一緒に祀ってはいけません。
 正しく出来ないといつまでも逃れません。

 普通の人、さらに今の立場の良い人が方位を取っても全部は成功しません。ただ成功するときの差は雲泥の差です。
 人並みに成るにはかなり苦難の道が延々と続きます。
 何度も裏切られても僅かに救われる道はあるのです。そこを針の穴を潜るように通り抜け続けるしかありません。
 頑張れば必ず何処かに逃れる道はあります。
 仏壇ができましたら次は対策としてまず家相を確認します。
 家相が悪ければ家相を緩和します。前述の様にお砂を使うのです。または吉方位で家相に問題の無いところに移転します。
 なかなか移転は難しい場合が多いと思います。先立つものが都合つけられない場合が多々あります。
 まずは現状を良くする対策です。
 仕事を得るにも職場を続けるにも障害がある場合が多いです。これも方位で常に改善、対策を繰り返します。
 気学で長い日数方位を取って滞在はお勤めの場合難しいです。また費用も馬鹿になりません。後に記述します奇門遁甲の方位をお使いください。
 状況によりますが原則24時間でOKです。多くても72時間で対策できます。
 お砂を取る場合も奇門遁甲の方位を使います。
 方位もお砂も吉方であればどこでも良いという事ではありません。その都度易でお伺いを立てて行うことです。
 失業して仕事が決まらない場合。方位の解決が有力です。
 この場合一般的なレベルでは奇門遁甲なら100キロ以上の吉方に24時間です。その人の情況によって36時間、48時間と調整します。
 使える日にちから有効な吉方がある日を選びます。
 奇門遁甲ならば時間の盤を使います。気学では月日時間、または年月日時間の盤を合わせます。
 よく気学の本に基本は月盤でよいと書かれていますが、月盤一枚では駄目です。お引越しは年月日、方位取りには月日時間は最低合わせてください。
 気学の場合日数は必要です。
 時間の盤では出発時間が限定されます。泊まるホテルまでのコースを計算します。漠然とではなく電車の乗り換え時間をきっちり計算します。
 同じところに30分以上留まると無効になります。
 目的のホテルに直行です。コースが曲がっている等は原則的には問題ではありません。
 飛行機は使いません。車、バスもあまりお勧めしません。
 24時間の場合ホテルから出ないで24時間滞在します。気学の場合周辺に動くのはよいと書かれていますが、これも情況次第です。
 奇門遁甲の場合部屋に籠もって下さい。廊下の自販機に出るのもNGです。
 食料飲み物等購入してからチェックインします。
 気学の場合も二時間は部屋から出ないで下さい。観光に動き回る等は方位の効果を狙う場合はNGです。
 帰りも寄り道をしないでお帰り下さい。お帰りになったら6時間は外出を避けてください。
 事故などに頻繁に会う場合まず家相を疑います。
 家相をまず鑑定します。前述のお砂の取り方をご参考に二年二十四回お砂を撒いて対策します。
 家相に問題なければ次の原因の無い病気等と同じ様に判断します。
 病気と言い切れないが体調に影響して仕事ができない。医者でも解決手段が無いかさらに悪い治療をされてしまう。
 この場合供養してもらえてない霊が訴えているのです。水子などご自身に心当たりが無くても祖先の水子という場合もあります。
 供養することです。
 経営の行き詰まり。これもまずは方位を使います。家相も注意してください。水子の影響の可能性もあります。
 現実はもっともっと複雑怪奇に絡んでいる場合が多々あります。解決の道が八方塞がれている場合が多いです。じっくり検証してほぐしてゆくしかありません。

 奇門遁甲について

 気学の方位は万人共通ではありません。ご家族と一緒に方位を使えない場合が多々あります。
 そして気学ではやはり弱いです。
 確定的な数字とはいえませんが、奇門遁甲で24時間のところ気学なら100時間必要です。
作品名:九星気学方位入門 作家名:江庭俊之