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ゆい物語(気導士版)第一夜

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プロローグ



 ☆ ☆ ☆ 試作段階でございます ☆ ☆ ☆

        

 とんでもなく巨大なその黒い物体は、唐突に、
何の前触れもなく、太陽系内に、禍々しき異様な姿を現した。

 その名は?

 その名は!?

その名はっ!!

 その名は……『次元戦艦サハスラーラ』!!

この大胆不敵なバトルシップのブリッジ
=戦闘艦橋に立つのは、赤色とブラックの
ファイト・スーツに身を包んだ、黒いロングヘアーが凜々しい
勇ましき女性である。

 その瞳に映すのは、宇宙一美しい宝石と唄われる、
青く輝く小さな星。

 彼女の背後には、忠実なる部下である、漆黒の軍服を着た
十人前後のクルーがいて、計り知れないほどの
破壊力を内に秘めた巨大艦をコントロールしていた。

 女戦士は、ブリッジ天井に設置されたメインスクリーンに映る
惑星を見つめ、……

「地球か。

何もかも、みな…………

この私、無法少女・ゆい・ガドクソンのモノなのよっ!!

あーはっはっはっはっはっはっはっはあっ!!

わはははははははははははははっ……

わ、笑いすぎてっ、おなか、いたーいっ!

あいたたたあっ!! う、うぐうっ!!」