金枝堂古書店 一冊目
あとがきめいたなにか
今回の「一冊目」はロバート・A・ハインラインの『夏への扉』。これはSF入門としてよく名前のあがる本ですね。いわゆる時間もので、構成が素晴らしく、カタルティックで最高にエンターテイメントしています。そういえば最近新訳が出ていたような。「文化女中器」は名訳だと思うんですが、どう変わっていることやら。
主人公の飼い猫ピートの可愛さは異常。
ラフカディオ・ハーンは帰化後の名を小泉八雲、古き良き日本の文化を愛した人で、怪談や奇談をまとめた名著を数多く残しています。角川文庫版の『怪談・奇談』は天野喜孝が表紙を描いていますね。
柳田國男なんかもそうですが民俗学系には心躍る秋涼いちるでした。
作品名:金枝堂古書店 一冊目 作家名:秋涼いちる