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瀬間野信平
瀬間野信平
novelistID. 45975
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火付け役は誰だ!(最終回)

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△終番、一軒家は火をよう吹かん▼




朝。
今日は何故だか全身に激しい筋肉痛がある。
別に体育をやったわけでもないのに老化が早いものだ。
ただまぁ筋肉痛なら遅れてくるよりましかなと思いつつベッドから立ち上がる。
伸びをして相も変わらず目の前の朝日を遮るマンションを睨んであくびをした。
高校に入り、幾つかあるうちの条件を何も気にせず入った寮だが冬になったら起きられなくなりそうだ、日照条件が悪くちゃ花も咲かないのにどうして男子高校生が起きられるのかと心のうちで文句を垂れる。
ただ冬になるまではまだまだ季節が半回転。
それまではまた、いつもと同じ、いつも通りにごくごく平凡かつ平和な日常を迎え、今日も普段の朝…



「彦ーっご飯!!」



…静けさをつんざく誰かさんの幼い声が聞こえる。

そしてまた今日もいつも通り騒がしくなりそうだった。



≡≡火付け役は誰だ!≡≡