「極楽往生の切符」
だから命終の時に臨んで心顛倒せず心錯乱せず心失念せ
ずと善導大師の書物にありますね。
それは何故かと言うと、臨終の時に正念でないとお念仏
は出てきませんね。
顛倒、錯乱、失念してたら自分が分からんのですから。
だから臨終にちゃんと念仏を唱えようと思うなら正念で
終わらないといけません。
念仏を称えるための条件が正念なんですね。
だから正念場というのはそこから来てるんです。
仮に平素念仏をしてあって臨終の時に称えることができ
れば極楽往生出来るんです。
但し、其の時臨終正念でなければいかん。
其の時正念であったら、平素念仏を称えてあったら必ず
念仏は唱えられるはずです。
ここが正念場なんです。
一番大事だから一般の方々が正念場という言葉を使うん
です。
そういうことで、これは極楽往生の条件です。
了