漢字一文字の旅 第三巻
六の五 【三】
【三】、数を数える算木を三本重ねた形。明らかにそうだと思う。
そんな【三】、現在世の中の話題は三次元(3Dimensions)技術。
その一つが3Dプリンター。
縦横高さの物体の形をコピーできる。
例えば、りんごとかカップ、さらに人間の頭部から内蔵など。
現在実用化も進み、ヤマダ電機で市販され始めた。その気になるお値段は16万円。
ちょっと高価だが、今後を期待したい。
そしてもう一つの技術が――近未来には町に溢れるであろう「空中ディスプレイ:エアリアルイメージング」だ。
広島にあるアスカネットという会社が量産に向けて現在邁進中だ。
この技術、要は特殊なプレートを使って空中に映像を結像させることができる。
例えば3Dエアリアルイメージングで人の映像を空中に浮き上がらせることが可能。まるでSFの世界だ。
そして、これでタッチパネルなどの映像を作れば、ボタンに触れなくとも操作できることになる。衛星管理が要求される所では実現が待たれている。
下記のサイトに紹介されているが、その技術に驚くしかない。
http://matome.naver.jp/odai/2138503460418798101
とにかく【三】、いつの世も時代の先端にある漢字のようだ。
作品名:漢字一文字の旅 第三巻 作家名:鮎風 遊