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和尚さんの法話 「地獄は存在する」

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そして子供が成長をして善悪の判断がつくようになってきたら、どれだけ善いことをしたのか、どれだけ悪いことをしたのかということを二人の神さんが一切を記録していて、そして閻魔さんの所へいったらそれを報告する。と、いうお経もあります。
霊界には、地獄を掌ってる(つかさどってる)方々が無数にいらっしゃいますからね。そういう方々は皆神通力を持ってるわけです。その神通力でもって、善悪の判断をするわけです。
最終的に、改心しない者がいるわけです。そういう者が地獄へ行って苦しみの攻めを受けるわけです。
だからこの世では、悪いことをしても見つからなかったらええわと思うて悪いことを重ねていると、地獄へ行って攻めを受けるわけです。
この世での善悪の行いは必ずその報いを受けんならんわけですからね。
兎に角、貧乏な人もあるし、お金持ちの人もあるし、人に敬われる人もあるし、蔑(さげ)まされる人もあるし、いろんな人があるわけです。
そういうのは皆前世の業、報いですね。
だから自分が幸福か不幸かということを判断できたら、前世でどれくらい善いことをしてたか、悪いことをしてきたか想像がつくはずなんですよ。
だからホームレスというような人は、自分のことばっかり考えて人のことはどうでもいい、自分さえよかったらいいというような人が、ホームレスのような人になるんですね。
そして、いろんな事故で亡くなりますね、これはほんとうに気の毒ですね。
なんにも悪いことをしてないのにと、親がよく泣いて言いますね。うちの子供は何も悪いことをしてなにのになんでこんなめに遇うんやと泣いてますけど、この世では悪いことをしてないけど前世でしてるわけです。
「過去の因を知らんと欲せば現在の果を見よ 未来の果を知らんと欲せば現在の因を見よ」と、こういうお経があります。
過去にどういうことをしてあったかということを知りたかったら現在の果を見よ、現在に現れてると。
未来に、今度生まれてきたらどんな結果を受けるか知りたかったら、現在の因を見よ、と。その原因は毎日作ってるということです。
善いことをすれば来世に善い報いを受けるし、悪いことをすれば悪い報いを受ける。というお経なんです。
先祖の因縁という人がいますけど、これは仏教の教えと違います。
仏教は、自業自得なんです。
自分がやったことは自分が受ける。
「父不善を為せども子代わりてこれを受けず」というお経がありますからね。
お父さんが悪いことをしてもその報いを子が受けることは無い。自業自得ですから。
自分でやったことは自分が受ける。
これはこの世ばっかりじゃないんですよ、前世からやったことが次に生まれてきて受けることが多いんでね。
だから、あんないい人がなんであんな報いを受けるだ、あんな悪いやつがなんでうまいこといくんや、というようなことがあるのは、お経に説いてあることを見ないと本当の意味は分からないということです。
まあ、善悪の行いで地獄へ行く人もあれば極楽へ行く人もあるということです。