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ノーネットdayについて~ネット依存を考える~

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 しかし、不倫について私は否定的なのだから、それを口にすれば、どうしても相手を避難す

 るような内容になったかもしれません。結局、何も告げずに去るしかありませんでした。

 それでも、何も言わずに去ったことそのものは、私に罪の意識を抱かせました。恐らく実体

 のないメル友さんにもそれなりの事情があったのでしょう。また、前回も書いたように、最

 初からフェイドアウトするつもりで始めた交際でしたでしょうから、もしかしたら、向こう

 はこんなにも長く付き合うつもりはなかったのに、それが意外に長引いたということだった

 のかもしれません。

 この前の不倫女性(ちょっと失礼な言い方かもしれませんが)にはもしかしたら、彼女を傷

 つけてしまったのかもしれないと罪の意識を抱きましたが、少なくとも今回は私が実体のな

 いメル友さんを傷つけた心配はありません。

 だから、これで良かったのかなーと思います。

 誰かを泣かせるよりは自分が泣いた方が良いですから。

 どこの誰かも判らない人でしたが、ご縁が少しはあったのだから、どこかでこれからも元気

 に過ごしていってくれれば良いなぁと思います。
 
 また、私の作品が気に入って、サイトにあげている作品はほほすべて読破し、眠れない夜は

 繰り返して読んだ―とその実体のないメル友さんが言ってくれた言葉は忘れないことでしょ

 う。
 
 そう言ってくれる読者さんもいるのだということを励みにして、自分なりにこれからも少し

 でも楽しんでもらえるような作品を作ってゆきたいと思います。
 
 時は誰の上にも等しく流れます。

 時間がもたらす忘却はあるときは人に優しく、またあるときは人に厳しいもの。

 その渦中にいるときは自分のことばかりしか眼中に入らず、他者のことにはあまり考えが

 およばないけれど、ある 一定期間の時間をおいてみると、昔の自分が少しは冷静に客観的

 に見られるようになっています。そういう意味で、前回のエッセイを書いたときはまだ冷静

 にはなれていない私でしたが、今は少し物事を落ち着いて眺められるようになりました。
 
 不倫女性も実体のないメル友さんも縁があっておつきあいし、意気投合したり盛り上がって

 楽しい時間を共有した〝友達〟だったのですから、今は彼女たちと共有した楽しい時間と想

 い出だけを残しておけば良い。
 
 素直にそう思えます。
 

☆ 夫の一言に考えを改める 2014/06/30 ☆

 こんにちは。二日前くらいのことになります。例の実体のないメル友さんのことを主人に話

しました。というのも、何と、彼女から再びメールが来たのです。私はもうこれで終わりと

思っていた矢先なので、大変驚きました。
 
どうやら、忙しかったらしいということ、その間も私のケータイサイトで連載中の小説は

ずっと読んでいたという簡単なメールでした。
 
私は考えあぐねて、、主人に相談しました。

「もう返事は出さないでおこうと思うんだけど」

 相手の実体も判らないまま交遊を続けるのもどうかと思うからです。しかし、主人は言い

ました。

「おまえがその人に返事をしないでおこうと思うのは、それはその人を友人だと思うから

だ。仮に作品のファンだと思えば、作者はファンからのレターにはきちんと返事を書くのが

 礼儀だろう」

 なるほど、友人ではなくファン。そういう考え方もあるのですね。

 しかし、ここで私自身がそういう言葉を使うと、物凄くおこがましいというか傲慢な響きが

 あるので、私の作品の読者さんと言い換えます。

 読者さんからの手紙には作者は誠意をもって応えなければならない。そう考えてゆけば、確

 かに彼女からの久々のメールを無視することはマナー違反になりそうです。

 ですが、ここで返事を出せば、また同じことの繰り返しじゃないかとも思いました。しか

 し、忙しいという間もずっと私の作品だけは読み続けていたという彼女の気持ちはありがた

 いと思いましたので、返事を差し上げました。

 また、時間ができたら、声をかけてやってくださいと短い返信を送りました。後は彼女が思

 うようにするだろうと考えていました。そして、今日は以前と同様の私の小説に関する彼女

 の見解を交えたおもしろいメールが来ました。
 
 結局、私はやはりまた同じことを―彼女から返事が来なくなるまで付き合いを続けるので
 
 しょう。友達なのか、作者と読者なのか。
 
 主人の言うように、考え方次第で私の彼女に対する気持ちも良い意味で変わりそうです。

 ネットの付き合いでここまで真剣に悩む方がおかしいのかもしれませんが―、せめて、主婦

 かOLかを明かしてくれていれば、忙しいのひとことにも私なりにすんなりと理解がいくと

 思うのは私の考えすぎなのでしょうか。

 ネットのつきあいはこんなものと割り切るしかないのかもしれないですね。また、リア友で

 も確かにこんな風に突然音信が途絶えて、また思い出したように連絡が来ることはありま

 す。リア友と違っているのは、私が彼女について何も知らないこと。

 この知らないことというのが私にはやはりまだ少し引っかかる。せめて何歳代くらいか、

 何のお仕事をしているのか、既婚なのか独身なのか。
 
 それくらいは知らせてくれても良いのではないかという気持ちはやはりありますが、もちろ

 ん、私から聞き出すつもりはありません。

 他人の望まないことに踏み込むのは私もまた望むところではないから。
 
 そんな関係でいながら、結構、精神世界では深いところまで突っ込んで色々と会話するので

 すから、本当に変わった関係です。

 いつか彼女が言っていました。その人との宿題が終われば、自分はその人との縁は終わった
 
 と思っている。

 いつか彼女が宿題が終わったと思ったときが終わりなのでしょう。宿題というのがよく判り

 ませんが、連絡があれば、私は返事を出そうと思います。
 
 相手を泣かせるよりは自分が泣く方が良いですからね。
 
 私の今の気持がうまく表現できているとは思えないけど、今、言えるのはこのくらいです。
 


☆ プロとアマチュアの違い 2014/07/09

 最近、このサイトではなく他サイトで私の作品に酷いレビューがついているのを見つけ、

物凄いショックを受けました。それを読んだだけで、何か私が差別主義者で、犯罪小説を書

いているようなレビューです。

ある一面だけを誇大表示して書いているので、書き手という私自身を誤解されてしまいかね

ないような酷いレビューでした。

悪意さえ感じられるそのレビューに対して、私はサイト側に削除か訂正をお願いしまし

たが、拒絶されてしまったのです。

 非常に心外な想いで落ち込んでいたところ、昨夜、たまたま、このサイトの知り合いの方に

 それを打ち明けたら、大変参考になりかつ励みになるアドバイスをいただきました。