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ビー玉

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キーンコーンカーンコーン、と授業が始まるチャイムが鳴る。
みんな一斉に日直の号令で立ち、礼し、座る。そして先生が授業を始める。初めは「ハゲT」と言われるその名の通りハゲの先生。担当教科は数学。この先生の場合、初めに「ノートを開いてください」から始まる。そのあと、「教科書何ページ開いてください」と言う。お決まりなのか、それとも気に入ってるのかわからないがいつもこの手順だ。
ここ元高校は創築約10年も経っていない新しい学校。だが、ここは共学なのだがなぜか女子が少ない。
この学校は男子:200人に対し、女子:30人しかいない。だからこのクラスだけでもないが1クラス2~3人しかいない。
だからこの学校はカップル率が圧倒的に少ない、てかほぼ0に近い。なのでこの学校の男子どもはバレンタインデーになるとメッチャ張り切る。
たとえばワックスやったりメッチャいい顔作ったり。だが、殆どの女子は凍てつく氷のように攻略できない。
「では、朝倉李音君。この問題を解いてもらいましょう」
唐突に俺の名前が呼ばれる。きっと問題解けとか、そんな感じだろう。
「あ、はぁい」
俺は椅子から立ち上がり、前の黒板まで歩いていく。
俺はチャチャッとテキトーに書いて自分の椅子まで戻っていく。
「では。これでいいかな?」
ハゲTがキレそうだ。ハゲTはキレそうになると、髪がなぜか浮き上がる。それでかハゲていく。
「はぁい。いいですよー」
やる気のない返事をする。と、すぐ黒板の問題を赤のチョークで大きく☓のマークを描いた。
これはハゲTが間違ったらよくする行動。それでこれから大学入試がどうとか、社会人になったらなんとかと言う、説教が始まる。だが、俺含め殆どの生徒は右から左だ。
説教中は、あるものは教科書を垂直に立て、ゲームをやってるもの、漫画を読むもの、寝ているもの、そして真面目に話を聞いてるもの、多々いる。俺は漫画派だ。

作品名:ビー玉 作家名:DG4