幻の同人誌と主宰者の尽力~今、伝えておきたいこと~
武器でもあり、また私を励ましてくれるものでもありました。
砂上の楼閣は一瞬にして崩れることがありますが、
長い年月をかけて築き上げたものは強固です。
少々の風では揺らぎません。
何も別におごっているわけではなく、自分なりに続けてきたものを
信じたいという想いであるだけです。
また、かつてのコスモス文学の同人である-ということも
私を支えてくれます。
同人であった自分がどこの世界にいっても、地道に書き続けてゆくことが
コスモス文学を無私の心で続けてこられた主宰者の方に
報いることでもないかと考えています。
おこがましいかもしれませんが、主宰者の方が培われてきた
無心で文学を愛し、よりよい文学を追求する心を
かつて会員であった自分もどこかに受け継いでいたけならと思います。
きっと、こんな会員は大勢いることでしょう。
無心で文学を愛し、よりよい文学を追求する心
それこそが、まさにコスモス文学の精神であったと
私なりの勝手な解釈ではありますが、考えています。
その後、活動の場を失った同好の士はどうされているのでしょうか。
まさか書くことを止めたとは思えず、私のようにあちこち探して
今はご自分のとりあえずは納得のできる場所で
第二の作家人生をスタートさせていらっゃるでしょうか。
しかしながら、たとえコスモス文学がなくなっても、
会員が生きている限りは、主宰者の方の心はいつまでも
活動を続けてゆく会員の中で生きていることだろうと考えます。
どうぞ、これをご覧になる皆様、
そういう無私の心で文学を愛して、同人誌を30年あまりも続けられた方か゛
いたこと、そのことに我々アマチュア作家がどれだけ勇気を貰ったかという
ことを少しでもこの文章を通じて感じて頂ければ幸いです。
☆ 私という人間をある意味で育ててくれた場所でもあります。
一部に不適切な表現が含まれるかもしれせんが、
どうかご容赦くださいますようお願いします。 ☆
作品名:幻の同人誌と主宰者の尽力~今、伝えておきたいこと~ 作家名:東 めぐみ