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せき あゆみ
せき あゆみ
novelistID. 105
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ななつのお祝い

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 ページをめくると、子どもの頃のおばあちゃんと友だちのうつった写真がいっぱいです。 古い昔の家のようすや、まわりの景色も林だったことがよくわかります。
 最後のページに、晴れ着を着たおばあちゃんと、夕べみさがあった女の子がいっしょにうつった写真が貼ってありました。
「あっ、この子だ!」
 みさは胸がドキドキしました。
 そのとき、お母さんが帰ってきた気配がしたので、みさは大急ぎでふとんにもぐりこみました。
「みさ、できたわよ。これを食べたら静かにねてなさい」
 みさはおとなしくおしるこを食べると、お母さんの言うとおり、ふとんに入りました。
 お母さんが出ていったので、みさは起きあがってその写真をもう一度見ました。
「あら?」
 さっき見たときと写真が変わっています。みさは目をまん丸くしました。でも、すぐにふふっと笑いました。
 着物姿のおばあちゃんのとなりにいるのはかわいらしいたぬきだったのです。










 
作品名:ななつのお祝い 作家名:せき あゆみ