10番目の呪い
第一章「前世からの手紙」
俺は宮田邦宏(みやだくにひろ)、どこにでもいる高校生。16歳。
家族構成は五つ上の姉と二人暮らし。ちなみに両親2年前に行方不明になってっきり帰ってこない。だが姉は高校の時から「天才少女漫画家」としてウハウハしているので問題ないらしい。まじかよ。
「ひろくーん!帰ろー!」
なぜか俺の名前を呼ぶ声がするがきっと気のせいだ。そう俺に言い聞かせてスタスタ歩いてく。
「無視するなよー♡」
「おふぅ!」
わき腹をひじ鉄されたら痛いのでやめましょう。マジで洒落になんないから。
「なんで~ひろくんはぁ~。姉ちゃんのことを~無視するの~?」
「つつつ・・・ね、姉ちゃんだとは思わなかったからさぁ~」
「むむむ!姉ちゃんはひろくんのことが嫌いになりました」
プイッ!とそっぽを向くブラコンバカ姉は、こうすれば俺が泣きつくと思っているらしい。
なので俺は毎回このバカに付き合ってあげる。
「そんなぁ~姉ちゃんが俺を嫌いになったら俺、死んじゃうよ~」
「なぬ!なら姉ちゃんはひろくんのことがだーーい好きになりました。これでひろくんは私のものだよ♡」
と言って俺に抱きついてくる、しかも毎回毎回このくだりなのでもう慣れちまった。そんな自分が怖い。
「そういや姉ちゃんは明日から取材旅行なんだっけ?」
「むー。姉ちゃんは気分的にひろくんと一緒に行きたいんだけど学校があるから姉ちゃん一人で行ってきます!1週間はいないから寂しかったら電話してもいいんだよ?」
「マジ?じゃあそうするね?」
今、俺は姉には言えないことを心の中で叫んでる。
いいいぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁああああっっっっったぁぁぁぁぁああああ!!!!!!
とね。まぁ電話くらいしてやろうかな?はっはっは!
俺は宮田邦宏(みやだくにひろ)、どこにでもいる高校生。16歳。
家族構成は五つ上の姉と二人暮らし。ちなみに両親2年前に行方不明になってっきり帰ってこない。だが姉は高校の時から「天才少女漫画家」としてウハウハしているので問題ないらしい。まじかよ。
「ひろくーん!帰ろー!」
なぜか俺の名前を呼ぶ声がするがきっと気のせいだ。そう俺に言い聞かせてスタスタ歩いてく。
「無視するなよー♡」
「おふぅ!」
わき腹をひじ鉄されたら痛いのでやめましょう。マジで洒落になんないから。
「なんで~ひろくんはぁ~。姉ちゃんのことを~無視するの~?」
「つつつ・・・ね、姉ちゃんだとは思わなかったからさぁ~」
「むむむ!姉ちゃんはひろくんのことが嫌いになりました」
プイッ!とそっぽを向くブラコンバカ姉は、こうすれば俺が泣きつくと思っているらしい。
なので俺は毎回このバカに付き合ってあげる。
「そんなぁ~姉ちゃんが俺を嫌いになったら俺、死んじゃうよ~」
「なぬ!なら姉ちゃんはひろくんのことがだーーい好きになりました。これでひろくんは私のものだよ♡」
と言って俺に抱きついてくる、しかも毎回毎回このくだりなのでもう慣れちまった。そんな自分が怖い。
「そういや姉ちゃんは明日から取材旅行なんだっけ?」
「むー。姉ちゃんは気分的にひろくんと一緒に行きたいんだけど学校があるから姉ちゃん一人で行ってきます!1週間はいないから寂しかったら電話してもいいんだよ?」
「マジ?じゃあそうするね?」
今、俺は姉には言えないことを心の中で叫んでる。
いいいぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁああああっっっっったぁぁぁぁぁああああ!!!!!!
とね。まぁ電話くらいしてやろうかな?はっはっは!