ヘリテイジ・セイヴァ―ズ ノベルゲームシナリオVer.
俺は机の隣に置いてある剣道の竹刀が入ったケースを取り、肩にかける。
【光大】「よし! あとは――」
※すぐにCGが切り替わる
■宮島 光大の家2階 光大の部屋 白い球体が埋め込まれているリストバンド 夏 夕方
※このシーンはCGで表現するため、立ち絵を表示しない
いつもお守りにしている、亡くなったじいちゃんの形見。
白い球体が浮き出ている、青いリストバンドを取り出す。
剣道の試合やどこかに出かけるときは、いつもつけている。
【光大】(しかしこれ、乙愛のものと似ているような)
まさか、な。
とにかく、急がないと!
【光大】(無事でいてくれよ……)
俺は急いで、一階へと降りた。
※フェードアウト(さっと暗くなる)
※数秒ウェイト
〈第二章:現在と未来……終わり〉
作品名:ヘリテイジ・セイヴァ―ズ ノベルゲームシナリオVer. 作家名:永山あゆむ