死人
しばらくぶりに末西君のアパートを訪れた。彼とは、もう長く会っていなかった。何が原因かは覚えていない。偶々そうだったのかも知れない。
彼は一人暮らしをしていた。
アパートは広いわけでもなく、アパート自体も部屋の中も、あまりきれいではなかったけど、お互いそういうことは気にならなかった。
お互い、何か具体的にしたいことがあるわけでもないから、ちょっとどうでもいい話をして時間を潰していた。それで普通だった。
何度目かの夜も、僕は彼の家を訪れていた。
彼はいつも通り僕を招き入れた。
床に座って彼の方を向いた。
彼は何か言いたそうな顔をしていた。
と言っても、僕の態度に何か不満のある風でもなかったので、僕の方から尋ねるようなことはしなかった。
彼は一人暮らしをしていた。
アパートは広いわけでもなく、アパート自体も部屋の中も、あまりきれいではなかったけど、お互いそういうことは気にならなかった。
お互い、何か具体的にしたいことがあるわけでもないから、ちょっとどうでもいい話をして時間を潰していた。それで普通だった。
何度目かの夜も、僕は彼の家を訪れていた。
彼はいつも通り僕を招き入れた。
床に座って彼の方を向いた。
彼は何か言いたそうな顔をしていた。
と言っても、僕の態度に何か不満のある風でもなかったので、僕の方から尋ねるようなことはしなかった。