エメラルドの海
君がいなくなってどれだけの時間が経ったのだろう。
今日も曇り空、この海に来てしまった僕はまた同じことを考えていた。
曇っていてもこの海は君と初めて来たあのときから相変わらず綺麗で見惚れてしまう景色だ。
君との出会いは大学に入学して演劇サークルの見学に行ったのが最初だった。
サークルに入ったばかりの君は演劇に夢中で積極的に劇に参加していたね。そんな君の姿勢を見て僕は尊敬し自分も演劇を頑張ろうと思ったんだ。
そして違った感情も芽生えたんだ。
それは僕ら一回生だけの演劇を公演し終えてみんなで喜びを分かち合ってるときのこと、みんなも僕も喜び笑顔を見せあっていたんだ。でもそのときの君は今まで見たことのないぐらい素敵な可愛い笑顔だったんだ。僕はそれからまたあの笑顔が近くで見たいと思い君に何回もデートを誘ったけど中々いい返事はくれなかったね。だから諦めず何回もしつこいくらい声をかけたら君は「わかった。一回ぐらいなら付き合ってもいいわよ」と言ってくれた。
それからデートをし何度も誘いまたデートをし、そして僕らは少しづつデートを重ね付き合いはじめたよね。
2回生の夏、君は誕生日に行きたいところがあるから連れてって言って僕が車を走らせたんだ。それがこの海だったんだ。君にどうして誕生日にここに来たかったの?と聞いたら
「あたしここの海大好きなんだ。この景色見てたら苦しいことや悩んでることがあってもなんとかなるって思えるだ。」
そう言って海を眺めていた君が振り向いたときの太陽の光で海が輝いた景色と君の笑顔を僕は忘れられない、こんなに人の笑顔が心に響き言葉にならないぐらいの衝撃を感じたことがなかった。『生きてて良かった。』心からそう思ったんだ。だから僕はこう言った。
「また来年も来ようよ。」
君はなにも言わずうなずいてくれたね。
それから二人で楽しいことをしたり喧嘩したりもしたけど、三回生も四回生も大学を卒業してからも君とこの場所に来てはなにも言わず二人の愛を確かめ合っていたね。
これからもそんな人生続けるんだと思ってた。君が交通事故で亡くなるまではね。
その知らせを聞いたとき僕は信じられなかった。ただわめいて散々暴れた挙句コップからあふれるように涙を流し続けた。人の水分の限界まで目から零れたんだ。
それから数日が経ち社会復帰し同僚や友人からは
「元気になって良かったよ。」
とか言われるがそれは心配させないように振る舞っているだけなんだ。
明るく暖かかった世界は君がいなければ今日の天気のように暗く寂しい世界に変わったようにかんじるんだ。
君がいなくなって一人で君の誕生日にこの海に来るが一人のときは行く前まで晴れててもついたときはいつも雨や曇り空だ。
風が少し強くなり雨も少し降ってきたが帰るきはまったくない。
この海を眺めているといつも思う、僕にとって君はどういう存在だったんだと。
今日も曇り空、この海に来てしまった僕はまた同じことを考えていた。
曇っていてもこの海は君と初めて来たあのときから相変わらず綺麗で見惚れてしまう景色だ。
君との出会いは大学に入学して演劇サークルの見学に行ったのが最初だった。
サークルに入ったばかりの君は演劇に夢中で積極的に劇に参加していたね。そんな君の姿勢を見て僕は尊敬し自分も演劇を頑張ろうと思ったんだ。
そして違った感情も芽生えたんだ。
それは僕ら一回生だけの演劇を公演し終えてみんなで喜びを分かち合ってるときのこと、みんなも僕も喜び笑顔を見せあっていたんだ。でもそのときの君は今まで見たことのないぐらい素敵な可愛い笑顔だったんだ。僕はそれからまたあの笑顔が近くで見たいと思い君に何回もデートを誘ったけど中々いい返事はくれなかったね。だから諦めず何回もしつこいくらい声をかけたら君は「わかった。一回ぐらいなら付き合ってもいいわよ」と言ってくれた。
それからデートをし何度も誘いまたデートをし、そして僕らは少しづつデートを重ね付き合いはじめたよね。
2回生の夏、君は誕生日に行きたいところがあるから連れてって言って僕が車を走らせたんだ。それがこの海だったんだ。君にどうして誕生日にここに来たかったの?と聞いたら
「あたしここの海大好きなんだ。この景色見てたら苦しいことや悩んでることがあってもなんとかなるって思えるだ。」
そう言って海を眺めていた君が振り向いたときの太陽の光で海が輝いた景色と君の笑顔を僕は忘れられない、こんなに人の笑顔が心に響き言葉にならないぐらいの衝撃を感じたことがなかった。『生きてて良かった。』心からそう思ったんだ。だから僕はこう言った。
「また来年も来ようよ。」
君はなにも言わずうなずいてくれたね。
それから二人で楽しいことをしたり喧嘩したりもしたけど、三回生も四回生も大学を卒業してからも君とこの場所に来てはなにも言わず二人の愛を確かめ合っていたね。
これからもそんな人生続けるんだと思ってた。君が交通事故で亡くなるまではね。
その知らせを聞いたとき僕は信じられなかった。ただわめいて散々暴れた挙句コップからあふれるように涙を流し続けた。人の水分の限界まで目から零れたんだ。
それから数日が経ち社会復帰し同僚や友人からは
「元気になって良かったよ。」
とか言われるがそれは心配させないように振る舞っているだけなんだ。
明るく暖かかった世界は君がいなければ今日の天気のように暗く寂しい世界に変わったようにかんじるんだ。
君がいなくなって一人で君の誕生日にこの海に来るが一人のときは行く前まで晴れててもついたときはいつも雨や曇り空だ。
風が少し強くなり雨も少し降ってきたが帰るきはまったくない。
この海を眺めているといつも思う、僕にとって君はどういう存在だったんだと。